とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第20節 トッテナムvs.リバプール

 12月19日のクリスタルパレス戦に勝って以降、5試合勝利がないリバプール。ここ4試合はゴールもなく、前節はバーンリーに0-1で敗戦。順位も4位まで落としてしまった。一方、トッテナムは12月20日にレスターに敗れて以降は2勝2分。ようやく5位まで順位を上げてきた。勝ち点差は1。トッテナムが勝てば順位が入れ替わる。

 トッテナムの布陣は3-4-3。FWはケインをトップに、右WGにベルフワイン、左WGソンフンミン。エンドンベレとホイビュルクのダブルボランチに、右WBはオーリエ、左WBにドハティ。3バックは右からロドン、ダイアー、ベン・デイビスと並ぶ。GKはロリス。対するリバプールはいつもの4-3-3。CFフィルミーノ、右WGサラー、左WGマネの3トップは変わらない。中盤はワイナルドゥムをアンカーに、右IHチアゴ・アルカンタラ、左IHにミルナー。SBは変わらずアレクサンダー・アーノルドとロバートソンが入り、CBはヘンダーソンマティプで組む。GKはアリソン。

 開始2分、右SBアレクサンダー・アーノルドのフィードを左WGマネが落とし、右WGサラーのパスにマネが走り込む。シュートはバーの上に外した。するとトッテナムも3分、CHエンドンベレの縦パスを左WGソンフンミンが落とし、CFケインのスルーパスにソンフンミンが抜け出す。シュートはGKの脇を抜いて、ゴールネットを揺らした。見事なゴール、かと思ったら、ソンフンミンが最初に落とした場面でわずかにオフサイド。VARでゴールは取り消された。

 その後はリバプールが攻めて、トッテナムが守りからカウンターを狙う展開が続く。21分、CFフィルミーノのミドルシュートはGKロリスがキャッチ。するとGKロリスのフィードをCFケインが落とし、右WGベルフワインが左に展開。左WGソンフンミンがシュートを放つ。GKアリソンがナイスセーブ。リバプールも24分、左WGマネの落としから右WGサラーがスルーパス。マネがシュートを放つが、今度はGKロリスがナイスセーブした。

 お互い互角の展開が続く。42分、右IHチアゴの縦パスからCFフィルミーノがスルーパス。左WGマネが走り込み、シュートを放つが、GKロリスがナイスセーブ。このままスコアレスで折り返すかと思われたアディショナルタイム45+4分、CBヘンダーソンのフィードに左WGマネが抜け出し、ドリブルから中へ折り返す。そこに走り込んだのはCFフィルミーノ。ネットに押し込み、前半終了間際にリバプールが先制点を挙げた。

 すると後半最初からトッテナムは4-2-3-1に布陣を変更。ケインとオーリエを下げて、右SHラメラ、CHにウィンクスを投入。ソンフンミンのワントップ、ベルフワインが左SHに回り、エンドンベレがトップ下。ドハティが右SBに回り、ベン・デイビスが左SBに入った。一方、リバプールもCBマティプを下げて、フィリップスを投入。ケインとマティプはケガだろうか。するとトッテナムの布陣変更に付け込む形で、リバプールがキックオフ直後から攻勢をかける。1分、右WGサラーのシュートはバーの上に外すが、2分、左WGマネがカットインからミドルシュート。GKロリスがよくはね返したが、ここに詰めたのが右SBアレクサンダー・アーノルド。豪快にネットに突き刺し、リバプールが2点目。追加点を挙げた。しかしトッテナムもすぐに4分、左SHベルフワインのパスからCHホイビュルクが豪快なミドルシュート。すぐに1点を返す。

 しかし勢いがあるのはリバプール。11分、CFフィルミーノの落としから右IHチアゴ・アルカンタラが左に展開。左WGマネのサイドチェンジに右WGサラーが強烈なミドルシュート。3点目かと思ったが、これは最初のフィルミーノのポストプレーの中でハンドがあったとしてゴールは取り消された。しかし16分、CHワイナルドゥム、19分CFフィルミーノとリバプールが攻めていく。そして20分、右SBアレクサンダー・アーノルドからのアーリークロスに左WGマネが合わせてシュート。リバプールが3点目を挙げた。

 ケインがいなくなったトッテナムはうまくゲームを作れない。その後は何とか攻めようとするが、ゴール前までにも入っていけない。36分にはベルフワインに代えて右WGベイルを投入するが、変化なし。ホイビュルクのゴール以降、シュートもないまま、ゲームは終わった。3-1。リバプールが実に6試合ぶりの勝利を挙げた。

 リバプールはファンダイクとジョー・ゴメスが欠場している影響が大きい。そのためヘンダーソンファビーニョがCBを務め、中盤が薄くなっていた。それでも、チアゴ・アルカンタラが復帰して攻撃面ではようやくリバプールらしさが戻ってきたかも。再び優勝争いに戻ってくると面白くなる。またトッテナムはケインが下がって、後半は全く別のチームになってしまった。ケガが大したことないといいのだけれど。まだまだプレミアリーグの混戦は続く。