とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第21節 アーセナルvs.マンチェスター・ユナイテッド

 前節、最下位シェフィールドUに敗戦して首位から陥落したマンU。相手はここ6試合で5勝1分。一時の低迷から9位まで順位を上げてきたアーセナル。20歳以下のスミス・ロウとサカが活躍しチームを引っ張っているが、このゲームではサカが欠場。19歳のマルティネッリが先発した。アーセナルの布陣は4-2-3-1。ラカゼットがワントップに入り、スミス・ロウはトップ下。右SHにはペペが先発。ボランチはジャカとトーマス・パーティで組む。DFは右SBにベジェリン、左SBはセドリック・スアレスダビド・ルイスとホールディングのCBに、GKはレノ。

 対するマンUも同じく4-2-3-1。カバーニがワントップで先発し、トップ下にはブルーノ・フェルナンデス。ラッシュフォードが右SHに入り、左SHにはポグバ。ボランチフレッジとマクトミネイ。DFは右SBワンビサカ、左SBルーク・ショーマグワイアとリンデレフのCB、GKデヘアは変わらない。

 序盤はほとんど互角の展開。お互いよく攻め合うが、守備もよく、最後まで行けない。ようやく16分、アーセナルはCFラカゼットがミドルシュートを放つ。マンUも20分、左SBショーのCKのクリアをCHフレッジミドルシュート。GKレノがわずかに触ってコースが変わり、右ポストに当たった。

 ゲーム展開としてはアーセナルがパスをつないで攻め込み、マンUはしっかり守ってカウンターを狙う。21分、右SHペペがOHスミス・ロウとのワンツーで抜け出し、シュートを放つが、右サイドネット。23分にはCHトーマスがドリブルで持ち上がり、ミドルシュート。さらに24分、右SBベジェリンのミドルシュートがDFにブロックされて得たCKをペペが蹴り込むと、CHジャカがヘディングシュート。だがGKデヘアがキャッチする。30分にはOHスミス・ロウがドリブルで運び、縦パスを受けた右SHペペがまたぎフェイント連発からシュート。だがわずかにポスト左に外れた。

 マンUは32分、右SHラッシュフォードがこのゲーム2本目のミドルシュート。すると33分、左SBショーのクロスに右SBワンビサカがヘディングシュート。34分、左SHポグバの縦パスを受けたOHブルーノ・フェルナンデスがミドルシュート。ようやくシュートを放っていくが、遠目からのシュートが多い。37分にはCHマクトミネイが体調不良で左SHマルシャルと交代する。ポグバがボランチに下がった。前半終盤は引き続きマンUのペース。41分、左SBルーク・ショーのCKにCBマグワイアがヘディングシュートを放つと、43分にはOHブルーノ・フェルナンデスから左に展開。左SBショーのクロスに右SHラッシュフォードがフリー。だがGKレノの寄せが早く、シュートは打てないまま戻すと、OHブルーノ・フェルナンデスがミドルシュート。しかしDFにブロックされる。前半はこのままスコアレスで折り返した。

 アーセナルは前半最初から、左SHマルティネッリを下げて、ウィリアンを投入する。4分、右SHペペのパスに右SBベジェリンが走り込み、クロスに左SHウィリアンがシュート。5分、左SHウィリアンのドリブルからクロスに右SHペペがシュート。だがCBマグワイアがブロックする。後半序盤は圧倒的にアーセナルが攻め立てる。マンUは13分、左SBショーがCHフリッジ、左SHマルシャルとパス交換をしつつ上がっていくと、クロスにCFカバーニがシュート。しかしわずかにポスト左に外す。17分にはCBダビド・ルイスがドリブルで持ち上がり、ミドルシュートを放つ。しかししばらくするとまたアーセナルがペースを取り戻す。20分、DFのフィードに走り込んだCFラカゼットがCBマグワイアに進路を邪魔されると、PA手前で得たFKをラカゼットが直接狙う。バー! 直後には左SBセドリックのクロスのクリアをOHスミス・ロウがシュート。だがGKデヘアがナイスセーブする。

 35分、CHトーマスからボールを奪った右SBワンビサカのパスから右SHラッシュフォードがシュート。だが右サイドネット。するとその直後、ラッシュフォードを下げて、右SHグリーンウッドに交代する。アーセナルも36分、右SBベジェリンのパスから右SHペペがミドルシュート。そして38分、アーセナルもOHスミス・ロウを下げて、レアルから移籍のウーデゴールを投入する。42分、左SBセドリックのFKはバーの上。マンUも45分、右SBワンビサカのクロスにCFカバーニボレーシュートを放つが、これも枠を捉えられない。45+4分にはCFカバーニの戻しからCHフレッジミドルシュート。しかしこれも枠の外。結局、90分戦ってスコアレス。ドローで終わった。

 確かにアーセナルは変わった。より攻撃的になり、守備も落ち着いた。スミス・ロウの存在が大きいし、ペペもよかった。サカが欠場して見られなかったのは残念だが、オバメヤンもいない状況でマンU相手にドローで終えたのは自信になる。一方、マンUはやはり攻撃力が課題か。カバーニはよく動いていたが、このゲームではブルーノ・フェルナンデスがボールに触る場面が少なかった。マクトミネイの早い交代も痛かったか。この引き分けで首位マンCとの勝ち点差は3に広がった。この後、サウサンプトンエヴァートンと強豪が続く。何とかここで食い込めないと、マンCの背中がどんどん遠くなっていく。