とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第21節 ウェストハムvs.リバプール

 前節、トッテナム相手に久しぶりのゴール、それも3点も挙げて勝利したリバプール。ようやく復調の兆しが見えたか。今節はリーグ戦4連勝中、好調の5位ウェストハムが相手だ。勝ち点差はわずか2。ウェストハムが勝利すれば順位が入れ替わる。

 ウェストハムの布陣は4-2-3-1。アントニオをトップに、トップ下にベンラーマ。SHには右にボーウェン、左にフォルナルスを置いて、ボランチはライスとソウチェク。DFは右SBツォウファル、左SBにクレスウェル。オグボンドとドーソンのCBに、GKはファビアンスキが守る。対するリバプールはマネがケガで欠場。フィルミーノもベンチに置いて、ワントップはシャキリ。右WGサラーは変わらないが、左WGにはオリギが入る。中盤は前節と同じ、ワイナルドゥムをアンカーに、右IHチアゴ・アルカンタラ、左IHミルナー。前節の後半、マティプに代わって途中出場したCBフィリップが先発した他は、DF陣も前節と変わらない。

 序盤からウェストハムがしっかりブロックを作って守り、リバプールがパスを回す。5分、CFシャキリの縦パスから左WGオリギがシュート。8分にはCHワイナルドゥムがミドルシュートを放つ。攻め続けるリバプールだが、ウェストハムの守備が堅い。23分には右IHチアゴ・アルカンタラのクロスに右WGサラーがヘディングシュートを放つが、右に外れた。ウェストハムの攻撃はようやく24分、左SHフォルナルスの縦パスに左SBクレスウェルが駆け上がり、クロスにOHベンラーマが走り込む。DFブロックのこぼれ球を左SHフォルナルスがシュート。DFに当たってゴールに向かったシュートは左SBロバートソンがヘディングでクリアする。

 その後もリバプールが色々な形で攻めていくが、ウェストハムの守りが堅い。逆にウェストハムはセットプレーからゴールを狙う。39分、右中盤深い位置からのFKを右SBツォウファルがゴール前に入れ、ウェストハムの選手が4人飛び込むが、CBフィリップスがクリア。その後もCBフィリップスがよく守る。リバプールは45分、右IHチアゴの縦パスに左WGオリギがシュート。45+1分には右WGサラーがミドルシュートを放つが、GKファビアンスキが正面でキャッチ。前半はスコアレスのまま折り返した。

 後半もリバプールがどんどん攻めていく。4分、CFシャキリから左に展開し、左WGオリギのクロスに右WGサラーがシュート。左SBクレスウェルがブロック。5分には右WGサラーのスルーパスにオリギが抜け出し、シュートを放つが、右サイドネットに外した。後半はミルナーが右サイド深く下がり、チアゴが高い位置を取る4-2-2-2のような布陣。選手のポジションを入れ替えて攻めていく。

 ウェストハムも11分、左WGオリギからCBドーソンがボールを奪うと、カウンター。左SHフォルナルスが右に展開すると、右SHボーウェンが上がって、クロスにCFアントニオがシュート。だがポストの右に外す。すると12分、リバプールミルナーに代えて左IHカーティス・ジョーンズを投入する。その直後、カーティス・ジョーンズがドリブルで持ち上がると、いったん右に流して、右SBアレクサンダー・アーノルド、CFシャキリとつなぎ、左IHジョーンズから右に展開。右WGサラーが細かいフェイントでDFをかわしてシュート。リバプールが先制点を挙げた。サラーの見事な崩しからの見事な浮き球のシュート。だがその前のカーティス・ジョーンズの動きも見事だった。

 するとウェストハムは17分、フォルナルスを下げて、トップ下にジャルモレンコを投入。ベンラーマを左SHに回す。だが、攻めるのはリバプール。そして23分、ウェストハムのCKをDFがはね返すと、右SBアレクサンダー・アーノルドが左サイドへ大きくフィード。ここにCFシャキリが走り込み、ワンタッチでゴール前にクロスを入れると、右WGサラーが絶妙のトラップでボールを止めて、シュート。リバプールが追加点を挙げた。直後、リバプールはCFシャキリを下げてフィルミーノを投入する。

 その後はリバプールがパスを回しながら時間を使う。ウェストハムも34分、右SHボーウェンに代えてフレデリックス。さらにCFアントニオを下げて、トップ下にノーブル、ジャルモレンコをトップに上げる。リバプールは35分、左WGオリギに代えてオクスレード・チェンバレン。そして39分、左WGオクスレード・チェンバレンが右WGサラー、右SBアレクサンダー・アーノルドとパス交換をしながら上がっていくと、最後はCFフィルミーノのパスにヒールでスルーパス。フィルミーノが抜け出して、横パスをCHワイナルドゥムがシュート。ダメ押しの3点目を挙げた。

 ウェストハムも42分、クレスウェルのCKからCBドーソンが押し込んで、1点を返すが、反撃もここまで。その後はリバプールが時間を使って、そのままタイムアップ。3-1。リバプールが前節に続いて3ゴールの連勝を飾った。これでリーズに敗れたレスターに代わって、リバプールが3位に浮上。首位マンCも順調にシェフィールドに勝利したので、勝ち点差は4のままだが、ようやく復調して、これでマンCとリバプール、昨季の2強が戻ってきた。週末にはさっそく両者の対戦が組まれている。どんなゲームになるだろうか。今から楽しみだ。