とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

初めての大学講義は大変!

 先に「最低最悪のスタート」で、非常勤講師としての初日の講義が散々だったことを書いた。その後の状況を書いておく。初回は、偽痛風による膝の痛みに加え、パソコンと視聴覚機器が繋がらず、準備しておいたパソコン資料による講義が全くできなかった。その後、接続ケーブルを購入し、翌週の2回目の授業ではばっちりパソコンを使用して講義を進めることができた。ただし、視聴覚機器操作盤と教室正面の教壇との距離が遠い。2回目の講義は配布資料をベースに講義を進め、パソコンは補助的に利用する内容だったため、基本、教壇に立ち、必要に応じて操作盤まで移動し、パソコンを操作した。

 しかし左膝はだいぶ良くなったとはいえ、依然痛みは残っており、いちいち移動するのもめんどくさい。友人に聞いたら、操作盤のところで講義をしていると聞いたが、講義のほとんどをパワーポイントで進めるのならともかく、そこまでの作り込みはしておらず、レジュメを中心とした講義なので、やはり教壇に立ちたい。そこで講義が終了後、5m長さの接続ケーブルを注文した。

 大学事務室から学内LANのIDとパスワードを知らせる通知文が3月末に届いている。そこには「パスワードは180日毎に変更してください。ただし、学内LANでしかできません」と書かれていた。そこで、講義の前に控室で学内LANへの接続を試みたが、そもそもどのアクセスポイントか書かれていない。困って、情報関係の事務室へ行ったら、有線でしか接続できないとのこと。あれ? パスワードの変更は、事務室内に専用のパソコンが置いてあり、それを利用してパスワードの変更を行った。

 だが、講義中にインターネットを利用するためにはパソコンを学内LANに繋ぐ必要がある。LANケーブルなら家に山ほどあるが、私のパソコンにはLANの接続端子がない。友人から「トラベルルーターというのもあるよ」と教えてもらったが、まずは個人所有のモバイルルーターを使うことにした。普段あまり使用していないので通信量は大丈夫だと思う。ついでに自宅で無駄にのたうっていた延長コードも持って、教壇でパソコンを操作して講義を進める準備ができた。

 しかし、問題はこうした講義環境ではない。それ以上に問題なのが講義の内容。初回はガイダンスと自己紹介などで時間を使い、それなりに終了したが、2回目は準備した講義内容では90分間持たなかった。実はそういう状況もある程度想定していたので、時間が余った場合のネタを繰り出したが、十分練っていなかったため、自分でも途中で説明に困り、だいぶ端折って講義を終えることになってしまった。うーん、これではダメだ。

 講義15回分の内容は一応作ってあるが、各回の講義内容の作り込みはまだまだ不十分。追加ネタがそれほどあるわけでもなく、まずは各回の講義内容をもっとしっかり作り込む必要がある。また、テストやレポート課題もどうするかまだ決めていない。講義の科目に適当な教科書もなく、かなり自由に設定できるというところが問題を大きくしている。加えてこれまで学生の前で講義をするという経験がなかった。とは言っても、受けた以上はやらなくてはならない。

 今日は3回目の講義だ。一応、前回以上には準備をしたつもりだ。どんな感じで終えることができるだろうか。それを踏まえて、次回以降の講義内容も再構築していきたい。15回講義をするのは思った以上に大変だ。後期に向けては、講義全体の内容や各回のテーマなどの変更も検討しなくてはいけない。想像はしていたが、やはり生半可にはできないことを痛感した。まずは今日の講義。そして前期15回の講義。それを積み重ねることで次第に形になっていくだろう。けっこう大変だが、がんばろう。