とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第1節 トッテナムvs.マンチェスター・シティ

 東京五輪が終わり、プレミアリーグも開幕した。残念ながら、南野は開幕戦での出場はなし。トッテナム対マンCの開幕戦好カードを観戦した。この時期、各チームはまだ選手移籍の真っただ中。トッテナムとマンCとの間はケインの移籍で微妙な状況のようで、当然、ケインの出場はなし。それでも新戦力も加わり、新しい形が少しずつでも見ることができる。

 トッテナムの布陣は4-3-3。ソンフンミンをトップに、ルーカル・モウラとベルフワインが両WGに入る。中盤はノリッジへのレンタルから戻ってきた20歳のスキップがアンカーに入り、右IHホイビュルク、左IHにデリアリ。DFは右SBに22歳のタンガンガが入り、左SBはレギロン。CBはダイアーとダビンソン・サンチェス。GKはロリスが守る。対するマンCの布陣も同じく4-3-3。アグエロが移籍したCFにはフェラン・トーレスが入り、右WGマフレズ、左WGスターリング。中盤はフェルナンジーニョをアンカーに、右IHギュンドアン。左IHにはアストンビラから加入のグリーニッシュが先発した。DFは右SBにカンセロ、左SBメンディ。CBにはアケとルベンディアスが入り、GKはエデルソン。

 序盤、マンCが積極的に攻めていく。4分、左IHグリーニッシュが倒されて得たFKを右IHギュンドアンが蹴ると、続くショートCKから左SBメンディのクロスにCHフェルナンジーニョがヘディングシュート。6分には左SBメンディのサイドチェンジから右WGマフレズがクロス。DFのクリアを右SBカンセロが拾って、シュートを放つ。

 その後もマンCがパスを回して攻めていくが、トッテナムもしっかりブロックを作って守り、カウンターを狙う。21分、右IHホイビュルクがドリブルで持ち上がり、左WGベルフワインがミドルシュート。24分にはCFソンフンミンのFKに競ったCBダビンソン・サンチェスのこぼれ球を、右WGルーカス・モウラボレーシュート。右IHギュンドアンがブロックする。トッテナムは28分にもカウンター。右WGルーカス・モウラがドリブルで持ち上がり、左WGベルフワインの落としをCFソンフンミンがシュート。しかしDFにブロックされる。

 35分にはマンCもカウンター。右IHギュンドアンがドリブルで上がり、左WGスターリングのクロスに右WGマフレズがボレーシュート。だが枠は捉えられない。40分には中盤で右IHホイビュルクがボールを奪うと、右WGルーカス・モウラがドリブル。CFソンフンミンがミドルシュートを放つ。パスを回すマンC。カウンターで攻めるマンC。あっという間に前半が終わった。

 この展開は後半に入っても変わらない。3分、左IHグリーリッシュのクロスに右IHギュンドアンが反転からシュートを放てば、4分には右WGルーカス・モウラミドルシュート。お互い相手ゴール前まで速く、あっという間に攻守が転換する。先制点もカウンター。10分、自陣からのクリアを右WGルーカス・モウラがフリックすると、左WGベルフワインがドリブル。右に流すと、CFソンフンミンがカットインからミドルシュート。これが決まり、ついにトッテナムが先制点を挙げた。15分にも右WGルーカス・モウラのドリブルから左WGベルフワインがシュート。16分にも左WGベルフワインがミドルシュートトッテナムのカウンターが止まらない。マンCも20分、FKのチャンスに右IHギュンドアンが右へ流すと、右SBカンセロのクロスにCFフェラン・トーレスが走り込み、シュート。ポスト右に外れた。

 すると直後、マンCは左WGスターリングを下げて、ジェズスを投入。ポジションは変わらない。その後はマンCがトッテナム陣地に入って、パスを回し、攻める展開が続く。29分、左WGジェズスのスルーパスに左IHグリーリッシュが抜け出してシュート。だがGKロリスが正面でセーブする。トッテナムは32分、左WGベルフワインをロチェルソに交代した。一方、マンCも34分、マフレズとメンディを下げて、左IHにデブルイネ、左SBにジンチェンコ。グリーリッシュを左WGに上げて、ジェズスをCF、フェラン・トーレスを右WGに回す。

 36分、デブルイネのCKから右SBカンセロがヘディングシュート。だが枠は捉えられない。トッテナムは38分、右SBタンガンガに代えてドハーティを投入。39分、左IHデブルイネのミドルシュートはGKロリスがファインセーブで弾き出した。その後もマンCが攻めるが、45分にはトッテナムが右IHホイビュルクを下げてCBロメロを投入。3バックにして守ると、そのままタイムアップ。1-0。開幕戦で昨季王者のマンCを破って、トッテナムが勝利を挙げた。

 トッテナムはソンフンミンももちろんだが、ルーカス・モウラの活躍が目立った。そしてそのためには守備陣の踏ん張りもある。中でもホイビュルクが効いていた。一方、マンCはグリーリッシュが非常に良かった。ジンチェンコとデブルイネが出場した後は、グリーリッシュも含めた3人の連携も脅威だ。課題はワントップか。フェラン・トーレスはあまり存在感がなかったし、SBの攻撃参加もあまり目立たなかった。ケインが加入すれば大きく変わるだろうか。アグエロがいなくなったとて、タレントは揃っている。今年もマンCを中心にリーグは回るだろう。開幕戦ではマンUも好発進をしている。今年のプレミアリーグも面白そうだ。