とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第26節 北海道コンサドーレ札幌vs.名古屋グランパス

 前節アビスパに勝利して、公式戦3戦連続ウノゼロで勝利のグランパス。3位ヴィッセルとは勝点差1。このまま連勝を続けたい。一方、コンサドーレは前節トリニータに引き分けたが、3戦負けなし。次節、首位フロンターレとの対戦をいい形で迎えたい。グランパスから移籍の青木、ルーキー小柏の活躍が目立つ。

 コンサドーレの布陣は3-4-3。ジェイをトップに、小柏と金子がシャドーに入り、WBは右にルーカス・フェルナンデス、左に青木。ボランチは高嶺と駒井。3バックはケガで欠場の宮澤に代わり、田中駿汰が真ん中に入り、右に柳、左に福森、GKは菅野が入る。対するグランパスはいつもの4-2-3-1。シュヴィルツォクが初めて先発。トップ下に前田。右SH森下、左SHにマテウス。前節とは左右を変えた。ボランチは米本と稲垣。DFは右SBに宮原、左SB吉田。CBはキムミンテがコンサドーレからの期限付き移籍で出場できず、代わって藤井が先発。中谷とコンビを組む。GKはランゲラック。

 4分、左FW小柏がミドルシュートグランパスも7分、CFシュヴィルツォクの落としから、CH米本がミドルシュート。だがその後はコンサドーレが高い位置からプレスをかけて、攻めてくる。10分、グランパスのゴール前でルーズになったボールをCB柳が前にヘディング。さらにCFジェイがヘディングで縦に送り、左WB青木が飛び出し、シュート。だがGKをかわして転がったボールはCB藤井がクリアした。

 グランパスコンサドーレのプレスの前になかなかパスが繋がらない。19分、左WB青木がミドルシュート。21分、右FW金子が仕掛けて、シュート。22分には右WBルーカス・フェルナンデスがミドルシュートを放つが、CH米本がブロックする。なかなか攻め上がれないグランパスだったが、27分、左SB吉田のクロスのこぼれをCH稲垣がミドルシュート。そして30分、右サイドに開いたOH前田にパスに右SH森下が駆け上がり、中央のCFシュヴィルツォクへパス。手前でDFがクリアしたが、すぐにCH稲垣が回収し、CH米本から左に展開すると、左SHマテウスが仕掛けて、ミドルシュート。こぼれ球をCH稲垣がミドルシュート。これが決まり、グランパスが先制点を挙げた。

 1点ビハインドとなったコンサドーレはその後もパスを繋いで攻める。グランパスは左WB青木をマークする右SH森下が右深くに下がり、5バック気味で守る。そして45分、自陣からの縦パスをCFシュヴィルツォクが収めると、OH前田が左サイドをドリブルで駆け上がり、クロスにCH稲垣が走り込む。ヘディングは肩に当たってそのままゴールに飛び込んだ。グランパスが前半終了間際、追加点を挙げた。2-0。

 コンサドーレは後半頭、柳を下げて、CHに荒野を投入。高嶺がCBに下がり、田中駿汰が右CBに回る。4分にはカウンターで右FW金子がドリブル。だがシュートは枠を外した。後半から降り出した雨で視界がにじむ。後半もグランパスは森下が右WBに下がり、前田が右SH。5-4-1の布陣。12分にはCFシュヴィルツォクを下げて、柿谷を投入した。

 グランパスの堅い守りに、コンサドーレも攻め手がない。そのままゲームは動かない。25分、コンサドーレはジェイを下げて、左WBに菅を投入。小柏がワントップ、青木が左FWに上がる。グランパスも前田を下げて、左IHに長澤。マテウスが柿谷と並んでFWに上がり、5-3-2の形に見える。26分、FWマテウスミドルシュートコンサドーレも27分、CH荒野のフィードに右WGルーカス・フェルナンデスが抜け出すが、GKランゲラックの飛び出しも速い。シュートはGKランゲラックがセーブ。はね返りをCF小柏が狙うが、枠は捉えられない。29分、FWマテウスのスルーパスにFW柿谷が抜け出し、シュートを放つも、GK菅野がファインセーブ。

 32分、コンサドーレはルーカス・フェルナンデスを下げて、右FWにドウグラスオリヴェイラ。金子を右WBに回す。その後もグランパスの堅守を崩せない。45分、田中駿汰のショートCKからCB高嶺がシュート。45+1分、CH荒野の縦パスに左FW青木が飛び出してシュート。だがGKランゲラックがセーブした。そしてタイムアップ。2-0。グランパスが稲垣の2ゴールで快勝。リーグ戦の連勝を3に伸ばした。

 これで公式戦4試合連続の無失点。前半戦の勢いが戻っていた。この後はエスパルスヴォルティスと続く。引き続き連勝を期待したい。またヴォルティス戦の前にはアントラーズとのルヴァン杯準々決勝も待っている。天皇杯共々、こちらも決勝まで進みたい。調子が戻り、ようやく安心してゲームが観られるようになってきた。さあ、調子を落としたフロンターレに追い付き、追い越そう。