とんま天狗は雲の上

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介護保険や健康保険の実際の負担割合

 妻が65歳になって、介護保険納付の知らせが届いた。これまでは私が扶養者分も含めて健康保険料とともに納めていたが、65歳を超えると高齢者それぞれに納付の義務が生じる。それで私が納める介護保険料が変わらないのはやや釈然としないが、そういう仕組みならばしょうがない。それにしても、私が月々納めている介護保険料が5000円強に対して、妻への請求額は6000円強。途端に倍になってしまった。3月になって私も65歳を超えると、二人で13000円近くなる。高い安いと言ってもしょうがないが、ふと差し引き計算をしてしまった。

 妻は現在、要介護2の認定を受け、訪問看護リハビリと介護用品の貸与を利用している。これらに支払う金額は月6千円ほど。だが1割負担なので、実際は6万円強の利用料がかかっているはず。一方、各事業者に支払う利用料に妻と私の介護保険料を加えると月約17000円の支払い。ということは、実際の負担割合は1割ではなく、約3割になる。

 同じ算式で健康保険料も計算してみると、現在は任意継続制度を利用して月約3万円近く健康保険料を納めている。今年になってこれまでに支払った医療費は約18万円。この調子で年末まで推移すると約27万円になる。健康保険料と合わせて約63万円の支出。一方、医療費が3割負担とすると、医療機関等が健康保険組合から受け取る医療費は約90万円。ということは、実際の負担率は約7割ということになる。

 なんだ、1割負担、3割負担と思って有難がっていたが、実際の負担率は3割と7割だった。それでも残りの7割と3割は健康な方が納めた保険料や税金が充当されているわけだから、感謝しなくてはいけないが、少しショック。介護保険は利用していない人がほとんどだし、健康保険だってもっと若く健康だった頃は、病院にかかることも少なかったから、これまでの負担を考えるとたぶん完全な超過負担。こんな損得計算をしてはいけないとは思うが、来年以降、国民健康保険に移行し、もっと保険料が安くなったら、これまでの分を取り返そう、とついつい思ってしまう。そんなことを考える高齢者も多いだろうなと思った。