とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第23節 チェルシーvs.トッテナム

 プレミアリーグを観るのは3ヶ月振り。当時はマンCとリバプールが首位を争っていたが、11月以降マンCが11連勝。2位リバプールとの差が大きく開いてきた。一方、3位のチェルシーもここ4試合勝利を挙げられていない。一方、5位につけるトッテナムは序盤低迷したが、11月にコンテが監督に就任した以降、リーグ戦では9試合負けなし。チェルシーとは試合消化数が4試合少ないながら勝ち点差は8。一気に勝ち点を詰めていきたいところ。もっともリーグ戦の間に対戦したリーグカップではチェルシーが連勝して、決勝進出を決めた。ロンドンダービーをホームで負けるわけにはいかない。

 チェルシーの布陣は4-3-3。ルカクをトップに、右WGツィエク、左IHハドソン・オドイ。中盤はジョルジーニョをアンカーに、右IHマウント、左IHコヴァチッチが並ぶ。DFは右SBアスピリクエタ、左SBサール。CBにリュディガーとチアゴ・シルバ。GKはケパ。一方、ソンフンミンらがケガで出場できないトッテナムは4-4-2の布陣。ケインとベルフワインがFWで並び、右SHドハティ、左SHセセニョン。ボランチはホイビュルクとウィンクス。DFは右SBタンガンガ、左SBベン・デイビス。CBはダビンソン・サンチェスとダイアー。GKはロリスが守る。

 序盤からホームのチェルシーが積極的に攻めていく。開始1分、右IHマウントのクロスにCFルカクボレーシュートを放つと、4分には右WGツィエクのクロスに左WGハドソン・オドイがヘディングシュート。右WGツィエクは6分にもミドルシュートを放つと、9分にはマウントのCKにCBチアゴ・シルバがヘディングシュート。さらに12分、右WGツィエクが中へドリブルでカットインしてミドルシュートを放つ。ブレ球にGKロリスがパンチングでナイスセーブ。トッテナムはようやく14分、CHウィンクスが中盤からドリブルで持ち上がり、ミドルシュートを放つが、GKケパがセーブ。これはトッテナムの初シュートだった。

 その後は少し落ち着いたが、チェルシーが攻めていく展開は変わらない。32分、右IHマウントのクロスに合わせようとしたCFルカクだがシュートミス。33分にはCFルカクから左に展開。左WGハドソン・オドイのクロスにルカクが走り込むが、わずかに届かない。トッテナムは堅い守備からカウンターを狙う。40分、FWベルフワインがドリブルで持ち上がり、左に流すと、左SHセセニョンのクロスにFWケインがシュート。ネットを揺らすが、シュートの前にCBチアゴ・シルバを突き飛ばしており、ファール。ゴールは認められない。44分、左IHコヴァチッチの縦パスからCFルカクがシュートを放つが、CBダイアーがブロック。45分、マウントのCKにCBチアゴ・シウバがヘディングシュート。だが枠を捉えられない。前半はこのままスコアレスで折り返した。

 攻め続けるチェルシーがゴールを挙げるか、それともトッテナムのカウンターが決まるか。そう思いつつ始まった後半だったが、開始2分、早々にゲームが動いた。左WGハドソン・オドイが左サイドをドリブルで駆け上がると、カットインして右へ大きくサイドチェンジ。これを受けた右WGツィエクがカットインからミドルシュート。これがネットに吸い込まれる。チェルシーが先制点を挙げた。

 4分には右SBアスピリクエタのパスから右IHマウントがシュート。CBダビンソン・サンチェスがブロックするが、はね返りを右WGツィエクがミドルシュート。GKロリスがファインセーブで弾き出す。8分には右IHマウントがうまく反転してDFをかわすと、左に流して、左WGハドソン・オドイがクロス。右IHマウントがシュートを放つが、わずかにバーの上。そして10分、左WGハドソン・オドイの突破をCBダイアーが止めてFKを得ると、マウントのクロスにCBチアゴ・シルバがヘディングシュート。ゴール。チェルシーが追加点を挙げた。

 トッテナムは直後の11分、セセニョンとタンガンガを下げて、右WGにルーカス・モウラ、右IHにスキップを投入。ドハティを右SBに下げてウィンクスをアンカーに置く4-3-3に変更する。13分にはCFケインがドリブルで運んで、クロスのクリアを右IHスキップがヘディングで落とし、左WGベルフワインがボレーシュート。だがGKケパがセーブする。しかしトッテナムの攻勢も続かない。20分、右WGツィエクがミドルシュートを放つと、24分には左IHコヴァチッチの縦パスを受けたCFルカクが左に持ち出し、反転してミドルシュート。GKロリスがファインセーブで弾き返す。

 2点をリードしたチェルシーは28分、CHジョルジーニョをカンテに交代し、さらに攻める。32分には右WGツィエクのスルーパスに右IHマウントが走り込み、シュート。GKロリスの飛び出しが早く、ファインセーブした。コンテが監督に就任して以来、リーグ戦では必ず1点以上を獲ってきたトッテナム。せめて1点は欲しい。41分にはCHウィンクスのCKにCFケインがヘディングシュートするが、GKケパがファインセーブ。しかしチェルシーがゴールを許さない。

 42分にはハドソン・オドイを下げて左WBマルコス・アロンソを投入。布陣を5-3-2にして守りを固めた。一方、トッテナムはCHウィンクスを下げて、右WGブライアン・ヒルを投入。ルーカス・モウラをCHに下げて、4-2-3-1。チェルシーも45+1分、ツィエクに代えて左IHサウールを投入。カンテを右IH、コヴァチッチがアンカー。そして最後まで守り切る。2-0。チェルシーが5試合ぶりの勝利を挙げた。

 一方、トッテナムはコンテ監督就任以来のリーグ戦初黒星。順位を7位に落とした。とは言っても、4位マンUとの勝ち点差は2。消化してないゲームを全勝すればチェルシーよりも上位に上がる。優勝争いはマンCの独走になりつつあるが、CL圏内を巡る争いはこれから激しくなってくる。それにしても、久しぶりのプレミアリーグは楽しかった。次はどのゲームを観ようかな。