とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ワールドカップ グループA 第1戦 セネガルvs.オランダ

 さあ、連日、ワールドカップのゲームが続いていく。できれば1日1試合は観たいと思うが、4年前はどうだんたんだろうか。あまり記憶がなかったので、当時のブログを確認してみたら、やっぱり1日1試合、多い日には2試合観戦していた。今回も負けずにがんばろう。さて、グループAの二強は何と言ってもセネガルとオランダ。ワールドカップ2日目、テレビ放送があったのはイングランド対イランとアメリカ対ウェールズ。でもやはりこのゲームを観てみたい。ABEMAで全ゲーム中継してくれて良かった。

 セネガルの布陣は4-2-3-1。ディアをワントップに置いて、ディアタとイスマイル・サールが左右に開く。中盤はクヤテとナンパリス・メンディのダブルボランチに、イドリサ・ゲイエが守備に攻撃にと自由に動く。DFは右SBサバリ、左SBディアロ。CBはクリバリとシセ。GKはエドゥアール・メンディ。クリバリとエドゥアール・メンディはマンC所属。マネがケガで出場できないのは残念だが、メンディはレスター、ゲイエはエヴァートンプレミアリーグで活躍する選手も多い。

 対するオランダは3-5-2。ベルフワインとヤンセンの2トップ。中盤はフレンキー・デヨングがワンボランチに入り、右IHベルフハイス、左IHガクポ。WBは右にダンフリース、左にブリント。CBはファンダイクを真ん中に、右にデリフト、左にアケ。GKはノペルト。何と言っても、CB3人が豪華、リバプール、マンC、そしてバイエルンのCBが並ぶ。GKノペルトはヘーレンフェーン所属でこのゲームが代表初出場だ。

 序盤から両者、拮抗した戦いが続く。9分、セネガルがCHクヤテの縦パスから左SHイスマイル・サールがミドルシュートを放つと、オランダは17分、IHガクポのクロスに左WBブリントがヘディングシュート。セネガルが積極的に攻めていくが、オランダの守備は動じない。19分にはDFからのフィードをFWベルフワインが右サイドで収めて、スルーパスに右SHベルフハイスが走り込むと、クロスを受けたCHデヨングがPA手前で切り返してシュートを狙う。だがCHクヤテがクリアした。

 25分にはセネガルの左SHサールがカットインからミドルシュートを放つが、こちらはCBファンダイクがブロック。27分、IHガクポのCKにCBファンダイクがヘディングシュートするも、ポストの右。29分、今度は右SHディアタがカットインからミドルシュートを狙うが、右に外れる。35分にはCHデヨングの縦パスにFWヤンセンが走り込むが、CBシセがクリアした。さらに40分、CHデヨングがドリブルで持ち上がり、右に流して、右WBダンフリースのパスをFWヤンセンが落とすと、右SHベルフハイスがミドルシュート。わずかにバーの上を越えた。前半はこのままスコアレス。だがお互い攻め合う緊張感あるゲーム。このゲームを観戦することにして良かったと思う。

 後半も互角の展開が続く。9分、IHガクポのCKにCBファンダイクが強烈なヘディングシュートを放つが、わずかにバーの上。セネガルも9分、こぼれ球を右SBサバリがミドルシュートを放つが、これはCBアケがブロックした。13分、セネガルが左SBディアロのクロスに右SHディアタが飛び込むが、しっかりシュートはできなかった。オランダも15分、右IHベルフハイスのミドルシュートはCBクリバリがブロックする。セネガルが攻めるも、オランダの守備が堅い。

 17分、セネガルはケガのディアロに代えて、左SBヤコブスを投入。オランダもヤンセンを下げて、デパイを投入する。20分、CHデヨングがドリブルで運ぶと、CHクヤテと右SBサバリで挟んでボールを奪い、右SHディアタがスルーパス。CFディアが抜け出してシュートを放つが、GKノペルトがファインセーブした。代表初出場ながら、ファン・ハール監督が起用しただけのことはある。セネガルは24分、ディアをCFバンバ・ディエンに交代した。

 27分、CHクヤテの急所にCHデヨングの手が入って、そのまま起き上がれず、ピッチの外に出た。一人少ない状況で大丈夫かと思ったが、逆に28分、左SHサールのドリブルからOHゲイエが強烈なミドルシュート。しかしこれもGKノペルトがファインセーブで弾き出した。29分、セネガルはクヤテとディアタに代わり、CHパペ・ゲイエと右SHジャクソンを投入する。30分、OHイドリサ・ゲイエの縦パスを左SHサールが落とし、CFディエンがシュート。だが枠を捉えられない。

 34分にはオランダがベルフワインとベルフハイスに代えて、FWクラーセンと右IHコープマイネルスを投入する。このままドローで終わるのかと思い出した39分、オランダがカウンター気味に攻め込むと、CFデパイの落としからCHデヨングが縦パス。これにIHガクポが走り込み、GKの手前でヘディングシュート。ついにオランダが先制点を挙げた。その後はセネガルが攻める。41分、CHパペ・ゲイエのミドルシュートはGKノペルトが横っ飛びファインセーブ。すごい。アディショナルタイムにも45+1分、左SBヤコブスがミドルシュート。45+3分には右SBサバリのクロスにCFディエンがヘディングシュート。だがオランダの守備は堅い。そしてアディショナルタイムの予定時間も過ぎた45+9分、GKノペルトからのフィードを右IHコープマイネルスがヘディングで落とし、CFデパイがドリブル。ミドルシュートはGKエドゥアール・メンディが弾いたが、こぼれ球をFWクラーセンがシュート。ダメ押しの2点目を挙げた。そしてタイムアップ。2-0。接戦を制して、オランダが初戦勝利を挙げた。

 それにしてもいいゲームだった。カタールに勝利したエクアドルもいいチームだと思ったが、グループAはやはりオランダとセネガルが抜けている。次はエクアドルセネガルが対戦する。順当に行けばセネガルが優位だろうが、エクアドルも好調だ。これもまた面白いゲームが観られるかもしれない。楽しみだ。