とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

トットナム チェルシーも撃破 首位戦線混沌

 3日前にアーセナルを撃破した勢いそのまま、トットナムが首位チェルシーも撃破。プレミアリーグの優勝争いがまた混沌としてきた。
 序盤から積極的にプレスをかけ攻撃的にチェルシーを押し込むトットナム。12分にはベイルのドリブルからデフォーにわたりシュート。DFが弾き返したところをパブリチェンコがシュート。チェルシーも何とかDFが跳ね返す。
 続く13分、デフォーがドリブルで前進するとペナルティー・アーク内でテリーがたまらず倒す。ファールなし。何で! 続いて左サイドをベイルがドリブル前進。ペナルティ・エリアに入ったところでたまらずファール。と思ったがまた流される。しかしそこからのCK。ベントリーが蹴ったボールはテリーのハンドの判定。微妙ながら右の二の腕ではたいたか。合わせ技一本という感じでPKゲット。これをデフォーが落ち着いて決めて、トットナムが早々と先制した。
 チェルシーも19分にはマルーダのクロスにJ.コールが落とし、ドログバが狙うがゴールならず。しかしトットナムの積極的な姿勢がチェルシーの巧さを上回る。25分、パブリチェンコが反転シュート。30分、モドリッチのドリブルからクロスにパブリチェンコ。38分、CKにカブルがヘッド。
 そして44分、左サイドを駆け上がったベイルがフェレイラをかわしてグラウンダーのシュート。これがチェフの先を抜き追加点を挙げる。チェルシーも45分、ジルコフのクロスにランパードのボレーがゴールを襲うがGKゴメスがセーブして前半を終えた。
 このゲームは前節温存したマルーダ、J.コールを先発で起用。前線をかき回そうとするが、トットナムの早いプレスにうまく連携ができないうちに2点を先取されてしまった。33分にはミケルに替えてバラック。そして早くも後半開始からアネルカイバノビッチを投入して反撃を試みようとするアンチェロッティ監督。ところが後半キックオフ直前、突然ドログバが左足つけねの痛みを訴える。もう交代カードがない。どたばたした雰囲気の中で後半がスタートする。
 5分、パブリチェンコのスルーパスにデフォーが抜け出てGKと一対一。ここはチェフがファインセーブ。しかし7分にはデコとハドリアヌスが足を絡めて乱闘騒ぎになる。両者イエローカード。荒れた展開。
 チェルシーアーセナルが中盤まで下がってゲームを作るが、ドログバにいつものキレがなく、トットナムのカウンターを再三浴びる。そして22分、その数分前にパブリチェンコを倒したのに続いて、左サイドを駆け上がるベイルの足をさらってテリーが2枚目のイエロー。退場となる。
 29分にはデフォーのFKが壁に当たり跳ね返ったところをベントリーがループシュートを放つが、チェフがかろうじて触る。チェルシーも必死の反撃。31分、イバノビッチのミドル。38分のマルーダからドログバにわたったシュートはCBドーソンが見事なスライディングで蹴り出した。
 トットナムも再三チャンスをつかむがどうしても追加点が入らない。42分、ベイルのシュートはポストの左をかすめる。43分、ベイルのクロスをパブリチェンコがボレーするも合わず。そして47分、チェルシーバラックのクロスにランパードが飛び込み、意地の1点を返す。しかし時既に遅し。5分の長いロスタイムも最後まで攻撃的な姿勢を続けたトットナムが押し切ってゲームセット。チェルシーは痛い敗戦を喫した。
 とは言っても、マンUとは勝点差4。マンUの今節の相手はマンC。次節は絶好調のトットナム。そしてマンCとトットナムはCL出場権を熾烈に争っている。さてどうなるか。確かにJリーグよりもはるかにスリリングで面白い。