とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

エスパルス、ドロー 連休前のお疲れモード

 日本代表のセルビア戦以降、Jリーグプレミアリーグと違って、どこかすっきりしないゲームが続く。今季好調で首位を走るエスパルスも例外ではない。
 遠藤、橋本、ルーカスがケガ。このところ唯一攻撃陣をリードしてきた平井も前節のケガで欠場。ACLでブレイクした宇佐見に20歳の大塚の2トップ。ボランチには武井を据えた若い布陣で臨むガンバに対してなかなかいい場面が作り出せない。
 6分、兵働のミドルシュート。13分には小野の柔らかいFKが平岡に合うが外してしまう。ガンバはACLから3バックにして守備が安定。両サイドも下がって実質5バックの守り。エスパルスも3トップとはいうものの、両サイドの岡崎、藤本は中盤で守備もこなし、実質ヨンセンの1トップ。これではなかなか得点は生まれない。
 25分には太田から兵働、岡崎とつながり、DFのクリアボールを兵働がシュート。33分の藤本のミドルシュートはGK藤ヶ谷が弾き返す。両者守備的な戦いで淡々と進んだ39分。ガンバのCKにボスナーがポジション争いからマークを振り切られたところを抱えて倒し、PKを献上。明神が落ち着いて決めて先制点を挙げた。
 後半に入り、最初の5分はガンバが押し込むが、その後はエスパルス・ペース。7分、藤本のCKにボスナーのヘッドはGK藤ヶ谷がセーブ。続く小野のCKに合わせた岡崎のヘッドは枠を外れる。14分にも小野からのFKがDFに当たってポストを叩き、ゴール前の混戦から放った平岡のシュートはGKの正面。さらに15分、ヨンセンのクロスに合わせた岡崎のシュートもGK正面を突く。
 17分、ガンバが大塚に替えてチョ・ジェジンを投入し、前線を強化すると、18分二川のクロスに武井がシュート。エスパルスも21分、高木を入れて小野とのコンビでガンバの左サイドを脅かす。そして25分、中央で藤本が一旦ドリブルを試みるも戻って右サイドの兵働へ。狙いすましたクロスをヨンセンが落とし、岡崎がシュート。得意の形でようやく同点に追いついた。
 その後はエスパルスが猛攻。32分、小野のスルーパスに抜け出したヨンセンのシュートはサイドネット。34分、CKからのヨンセンのヘッドはポストに弾き返された。最後はガンバの3連続CKや宇佐見のドリブル・シュートも見られたが、結局どちらも好機をつかむことなく引き分けに終わった。
 土曜日のゲームはこのゲームを含め4試合が引き分け。残る2試合も1-0の最小点勝利とどこのゲームも低調だった。同じ少ない得点でも熱気の伝わるプレミアリーグと較べ、どこか淡泊に感じるのはまだシーズン開始間際だからか。体力・精神力ともうまくコントロールして、W杯につなげることができればいいのだが。なんとなく代表の低調振りをリーグに持ち込んでいるような気がして恐い。