とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC、第20節はスアレスのいないリバプールに快勝

 年末年始の休み中、サッカー中継をたくさん録画したが、実家巡りの旅で長期不在。結局、プレミアリーグの第19節は全て見ることもなく消去してしまった。だが、その第19節ではお正月気分で気が緩んでいたわけもあるまいが、上位陣が軒並み不調で波乱続出。マンC、マンUが揃って敗戦。トットナムは引分けでチェルシーも敗戦。勝ったのはアーセナルリバプール
 そして第20節、2ゲーム続けて勝利のない首位マンCがこのところ敗戦のないリバプールを迎え撃つ。だが、リバプールは攻撃の核のスアレスが人種差別発言で8試合の出場停止。スアレスのいないリバプールはもはやただのチームに成り下がっていた。
 序盤からマンCペース。7分、ダビド・シルバの縦パスに右SBリチャーズが駆け上がり、クロスをアグエロが受けてジェコへパス。リバプールも8分、キャロルのポストプレーからヘンダーソンのスルーパスにダウニングが抜け出してGKと一対一。だが、ハートがシュートを止める。すると10分、D.シルバの縦パスを受けたアグエロが中に切れ込んでシュート。これが途中から深く沈みこみ、GKレイナの右脇を抜けてゴールに吸い込まれる。あっという間にマンCが先制した。
 14分にもヤヤ・トゥーレがドリブルから縦にパス。アグエロのシュートはGKレイナがセーブ。リバプールの攻撃はどこかぎこちなく、セオリー通りのクロスは入れるもののその後が続かない。それでも24分、ゴール前右斜めからのFKをチャーリー・アダムが蹴るが、GKハートがナイスセーブ。25分にはカイトのポストプレーからこぼれ球をヘンダーソンがミドルシュート。枠を外す。
 すると32分、左からのCKにコンパニーがヘディングシュート。これはGKレイナがナイスセーブ。だがその直後のCK。今度はY.トゥーレがヘディングシュート。今度はレイナも止められず、2点目を献上。マンCが思ったとおりにゲームを進めていく。リバプールも37分、ダウニングのクロスにキャロルが技ありのシュートを放つが、ボールは枠を外した。
 次第に雨が強くなっていく。マンCのプレスも強くなっていく。リバプールに攻め手なし。スアレスがいないと前線に収まりどころが全くなし。12分、ジェラードとベラミーを投入。これでようやく動き出した。ジェラードが中盤でボールを散らし、ベラミーがドリブルを仕掛ける。20分にはベラミーのミドルシュート
 すると28分、バリーがキャロルの突進を止めて、2枚目のイエローで退場。これでリバプール・ペースになるかと思ったが、その直後の29分、自陣深い位置からドリブルを始めたY.トゥーレが途中いったんジェコに預けて、スルーパスに走り込んでそのままPA内へ。追いかけたスクルテルの足が絡んでPK献上。これをミルナーが決めてマンCが3点目を追加した。
 これでゲームは決まり。31分にはレスコットを入れて5バックにして守備を固めたマンCに対して、一人多いはずのリバプールが全く中に入っていけない。ボールポゼッションは高いが外でボールを回してミドルシュートを放つだけ。逆に35分には途中出場のアダム・ジョンソンにポストを叩くミドルシュートを打たれる始末。37分ジェラード。41分マキシ・ロドリゲス。ロスタイム1分ジェラード。3分ダウニング。いずれも遠目からのシュートはマンCのGKハートを揺さぶることもなく、ゲームは淡々とマンC勝利で終わった。
 取り敢えずマンCはホッとする3試合ぶりの勝利。マンUが連敗し、これでまた勝点差3がついた。一方のリバプールスアレスの出場停止が痛い。ジェラード、ベラミーがいいパフォーマンスを見せていたが、ジェラードは病み上がりでまだフル出場は困難な感じ。今シーズンはカイトも不調。当分、我慢のゲームを強いられそうだ。