とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

麻雀ボランティア

 ずいぶん前の話だが、70を疾うに過ぎた大先輩が、「明日は麻雀のボランティアだ」と言った。「なんですか、それは?」と聞くと、週に1回、近所の老人ホームで入所者と一緒に麻雀を打っているという。「それってボランティアなんですか?」と再び問うと、老人ホームから先輩が所属する老人会に話があり、ボランティアとして行っているのだと言う。なるほど。
 麻雀の相手は老人ホームに入所する高齢の女性たちで、最高齢は90歳を超えている。しかしマージャンの実力は高く、けっして手加減できる状況ではないとのこと。それでも老人ホーム内で4名を確保することができず、こうしてボランティアを依頼。月に数回麻雀を楽しむことがボケ防止にもなり好評なのだそうだ。
 「老老介護」とは言うけれど、「老老交流」というのもなかなかいいものだ。高齢とはいえ女性3人と麻雀卓を囲むのは、ボランティアをする側の高齢者にとってもボケ防止と生きがい創出につながっているようだ。