とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ユベントス戦 インテル前半で終戦 絶不調・深刻

 16位のインテルユベントスに挑戦する一戦。遅まきながらようやく見終わった。サラテパッツィーニの2トップにスナイデルのトップ下。左SHにオビを入れてきた。ユベントスピルロをアンカー、マトリのワントップに中盤は流動的に機動力を発揮する。
 インテルはホームの声援を背に序盤から前掛かりに出ていく。3分、マイコンのシュート性のクロスにパッツィーニがヒールでシュート。GKブフォン、ナイスセーブ。4分、スナイデルのFKにマイコンがヘッドで合わせ、カンビアッソが折り返しのボレーシュート
 インテルの攻勢にじっくり守備を固めていたユベントスは12分、中盤中央でマトリが右に流し、右SBリヒトシュタイナーのクロスは長友の足の間を抜ける。CBが待ち構えるところをマトリが走り込みシュート。一旦はGKカスティラッツィが弾いたがブチニッチが詰めてシュート。最初のチャンスであっさりとユベントスが先制した。長友はもっと詰めてもよかったし、CBの足も止まっていた。直後の13分にもブチニッチからマトリがシュート。15分にはスナイデルがCBバルザーリにボールを奪われ、ペペのドリブルからマトリがシュート。
 だが、その後はインテルも押し返す。17分、サラテのクロスにパッツィーニがシュート。長友が最前線に上がっていた。長友はこのゲーム、これでもかとばかりに前線に上がっていくが、あまり使ってもらえない。最前線をうろうろすることもたびたび。26分にはサラテがドリブルからシュート。そして28分、スナイデルのスルーパスマイコンが右サイドから強烈なシュートは、DFの足に当たってゴールに突き刺さる。インテル同点に追い付く。
 31分にはマイコンのクロスにパッツィーニがヘディングシュート。バーにはね返される。だが33分、マルキージオの縦パスからマトリがポストとなってマルキージオがシュート。またもあっさりと突き放される。インテルの課題はバイタルエリアの守備。
 その後はユベントス・ペース。40分、ピルロのスルーパスマルキージオが走り込む。GKカスティラッツィが倒したようにも見えたが、PKは取らず。43分、ピルロの縦パスにマトリがポスト。リヒトシュタイナーがシュート。44分にはビダルミドルシュートインテルは守備に回るとどこも軽くてヒヤヒヤする。
 後半早々からサラテに代えてカスタイニョスを投入。インテルが攻めていくが、守備を固めるユベントスの前になかなか前まで攻め込めない。12分にはピルロミドルシュート。15分、ピルロのFKをマトリが落としてブチニッチがシュート。GK正面。19分にはオビに代えてスタンコビッチ。33分にはスナイデルに代えてアルバレス。だが、インテルの攻撃が形にならない。
 ユベントスは25分、マトリに代えてエスティガリビア。34分にはデルピエロを入れる。守備を意識した交代か。36分、エスティガリビアがドリブルからシュート。デルピエロも42分、ドリブルからシュート。存在感を示す。
 インテルの攻撃に迫力がない。後半は大した見せ場もなく淡々と過ぎて、そのまま終了。1-2でインテルが敗戦した。
 長友はいつになく盛んに上がるが、あまり使ってもらえないし、たまにパスを受けても突破できずに戻すだけ。ほとんど効果なし。ゲーム終盤では脱臼した右肩を気にしていたが、その後、ふくらはぎの痛みを訴えてジョノア戦の出場が微妙。キブは累積で出場停止。スナイデルも本調子にほど遠く、攻撃に連携が戻らない。守備は軽いまま。いよいよインテルの不調も深刻になってきた。