とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル5連勝でストップ ファンペルシーを止めたのは誰だ

 絶好調ファンペルシーが得点を重ね5連勝のアーセナル。第13節の相手は得点不足に悩む16位フラム。アーセナルの華麗なパスサッカーが見られるかと期待したのだが・・・。
 序盤7分、ソングのスルーパスファンペルシーが戻し、ラムジーがシュート。だが、オーストラリア代表GKシュウォーツァがファインセーブ。ここからアーセナルの苦しみが始まった。21分にはフラムのFWザモラが反転からシュート。ほぼ互角の展開。アーセナルが攻めるが、フラムの守備は固く、なかなかチャンスすら作れない。
 24分、ウォルコットのドリブルからクロスにラムジーがシュート。26分、ジュルーのスルーパスウォルコットがシュート。GKシュウォーツァの正面。31分、アルシャビンのクロスにファンペルシーがシュート。これもGKシュウォーツァが止める。
 フラムも33分、ふわふわと軽い巧さが面白いコスタリカ代表のMFルイスからのクロスをFWデンベレがシュート。CKにCBハンゲラントが高いヘディングシュート。だが枠に入らない。アーセナルも34分、ファンペルシーのキープからラムジーを経由してウォルコットのクロス。ファンペルシーが落としてアルシャビンがシュート。だが、うまく合わせられず、枠外へ。
 アーセナルは久しぶりに先発出場のアルシャビンにキレがない。テクニックがアルシャビンの特長とわかってはいるが、それでは打開ができない。自然、ファンペルシーの威力も半減する。
 逆に42分、フラムはザモラのパスにデンベレがシュート。GKシュチェスニーがファインセーブで止めたが、直後の43分にもマーフィーのクロスにハンゲラントがヘディングシュート。前半はお互い固いと言うか、大して面白味のないゲームで終わった。
 後半に入ってもあまり変化がない。アーセナルはCLから中2日ということが影響していたかもしれない。14分、アルテタのスルーパスファンペルシーが走り込み、切り返しからシュートを放つが、右SBベアードがライン上でクリア。シュウォーツァを抜いてもフラムの守備は固い。
 そして20分、中盤浅い位置でアルテタがボールを奪われ、マーフィーの縦パスに左SBリーセが走り込むと、CBフェルメーレンのクリアはうまく足に当たらず、コロコロとゴールに転がり込む。アーセナル痛恨のオウンゴール。アルテタの軽いプレーも気に障る。
 ここでようやくアーセナルはジョルビーニョディアビを投入。特にディアビは久しぶり。独特のリズムで中盤でタメを作り、ジェルビーニョは左サイドを切り裂く。しかも交代したのはCBのメルテザッカー。ソングがCBに下がったが、フェルメーレンも積極的に攻撃参加し、実質ゼロCB。もちろん実際はフェルメーレンが上がればソングが下がり、守備のケアはしているのだが。
 そしてアーセナルが圧倒する。25分、ディアビミドルシュートを放つと、25分、ファンペルシーのCKにジュルーがヘディングシュート。だがまたもGKシュウォーツァがファインセーブ。36分、ジェルビーニョが左サイドでDFを引き付け、アンドレ・サントスのクロスにファンペルシーがシュート。だが枠に入らず。そして37分、右サイド、ウォルコットのクロスにフェルメーレンがスルスルと上がってヘディングシュート。自らのオウンゴールを自らのゴールで返した。
 31分にはシャマックも投入。39分、ジェルビーニョがドリブルからシュート。右サイドからもウォルコットがドリブルからシュート。いずれもGKシュウォーツァが立ちはだかる。41分、ジェルビーニョのクロスにA.サントスがシュート放つが、DFの手に当たったプレーはファールをとらない。ロスタイムにはアルテタのCKにファンペルシーがヘディングシュートを放つが、GK正面。
 結局残り30分からゲームが動いたが、両チーム1点ずつ取り合ってのドローに終わった。アーセナルアルシャビンの不調が気掛かり。ジェルビーニョの控えに宮市が入れば面白いと思うが、依然足首の故障が癒えない。残念。
 今節はマンC、マンUニューカッスルも勝点1で足踏み。その間にトットナムが3位に浮上してきたが、2位以下は団子状態。まだまだアーセナルも上位浮上のチャンスがある。次こそアーセナルらしい華麗なパスサッカーを見たいものだ。