とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

勝って良かった! 豊田様さま〜 byGK赤星

 前節、首位アルディージャ相手に、前半こそ圧倒されたものの、後半盛り返し、引き分けたサガン。第15節の相手はすぐ直上の14位ヴァンフォーレ。勝って勝ち点で並びたいところ。ホーム勝利をめざし、序盤から積極的に攻めていった。
 2分、CH高橋のFKからCF豊田がヘディングシュート。GK河田がナイスセーブ。3分、高橋のCKからトップ下池田がヘディングシュート。さらに4分、GK赤星からのフィードを豊田がヘディングで競り勝って、池田から左に展開、左SBキム・ミヌがドリブルで仕掛ける。
 やはりサガンの攻撃はCF豊田が中心。ヴァンフォーレのDF相手に競り勝って、攻撃を作っていく。7分には豊田のポストプレーから池田、CH藤田とつないで、キム・ミヌミドルシュート。さらに17分、キム・ミヌのクロスを左SH野田が落とし、池田がミドルシュートヴァンフォーレは19分、CKから右SB福田のクロスにCB青山がヘディングシュート。これが初シュート。そして前半唯一のシュートだったのではないか。
 ヴァンフォーレサガンのプレスの前に起点を作れず、攻撃が全く形にならない。31分には水沼のスルーパスキム・ミヌが抜け出すが、トラップが詰まってシュートはGK河田に止められた。押しに押してもゴールが遠いのは課題だが、内容的にはサガンが圧倒して前半を終えた。
 後半に入ってもサガン・ペース。4分、ヴァンフォーレのCHマルキーニョス・パラナから中盤で二人がかりでボールを奪い、野田がミドルシュート。さらに8分、CH高橋のスルーパスに野田が抜け出しシュート。GK河田がナイスセーブを見せる。それでも速い寄せ、セカンドボールも悉く奪い、サガンが攻め立てる。
 そして15分、CH藤田のスルーパスに野田が抜け出すと、GK河田が堪らず足を払う。PK。一発レッドカード。ヴァンフォーレは羽生に代えてGK荻を投入するが、PKは豊田が着実に決めた。ついにサガンが先制。
 その後も20分、CH藤田のミドルシュート。30分、藤田からの縦パスを水沼がミドルシュートサガンが完全にゲームをコントロールする。しかし35分、ヴァンフォーレの自陣深い位置からFKをCB盛田が蹴ると、左SB佐々木がつなぎのヘディング。うまくコントロールできず、顔を覆って定位置に戻る佐々木。ところがこのボールを拾おうとしたGK赤星が痛恨のトンネル。なんと!圧倒的に攻めながら、GKのミスで同点に追いつかれてしまった。
 その後はサガンが攻める。38分、左SBキム・ミヌのクロスを豊田がヘッドで落とし、野田がシュート。だがGK荻がファインセーブ。40分、キム・ミヌのクロスに右SH水沼がシュート。CB盛田がブロック。さらに42分、キム・ミヌのクロスが豊田を越えて、ファーサイドから途中交代したMF金井がシュート。だがこれもゴールに入らない。
 ついにアディショナルタイム突入。1分、サガンがゴール前に攻め込んで、こぼれ球を右SB丹羽がシュート。DFのこぼれ球を拾ったCH高橋がもう一度ゴール前に放り込むと、豊田が抜け出してシュート。ついにサガンがリードした。緩慢な戻りでオフサイドを残したのは左SB佐々木。ヴァンフォーレにしてみればこのゲーム、実は佐々木が作り、佐々木が壊した? その後はサガンはそのまま逃げ切って勝利。勝ち点でヴァンフォーレに並び、次節は勝ち点1差の13位グランパスと対戦する。
 グランパスは首位アルディージャに後半逆転されての敗戦だったが、「『素人に毛が生えた!』(名古屋グランパスファンのサッカー観戦記:【名古屋グランパス】受け入れたくない敗戦<2013Jリーグ・第15節/大宮×名古屋>」を読む限り、けっして悪い調子ではなさそうだ。TY中継がないのが残念だが、降格圏からの脱出を狙う両チームの対戦は面白そう。地上波で深夜録画放送してくれないかな。