とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

長友の好アシストで先制。中二日でメンバーを入れ替えてのカリアリ戦。引分けは残念だったが、次節ローマ戦に闘志を燃やす。

 前節、無敗同士のフィオレンティーナ戦に勝利して中二日のカリアリ戦。CFにベルフォディル、左WBにアルバロ・ペレイラ、右CBにロランドが先発。長友は右WBでの先発となった。右でも使われる長友に監督の信頼の厚さを感じる。
 2分、ルーズボールを長友が積極的にミドルシュート。枠に飛んだボールはGKアガッツィがファインセーブで弾き出した。7分には左SHグアリンミドルシュート。雨でボールが止まる厳しいピッチ・コンディションの中、インテルが積極的に攻めていく。11分にはCFベイフォディルが中盤まで下がってボールを持ち上がり、右WB長友とのワンツーでさらに右サイド深く切れ込んで、クロスに左SHグアリンがシュート。GKアガッツィがまたもファインセーブ。そして22分、右サイド深く持ち込んだ長友が狙い澄ましたクロス。だがCFベルフォディルのヘディングシュートはGKアガッツィの正面に飛んで止められる。
 すると次第にカリアリのカウンターがインテル陣地深く入り込んでくるようになってくる。30分、CHコンティのアーリークロスにFWピニージャがヘディングシュート。ここはGKハンダノヴィッチがナイスセーブを見せた。31分、右WB長友から左に流し、OHアルバレスが中に切れ込んでミドルシュートカリアリも33分、CHコンティのFKが壁の間を抜ける。GKハンダノヴィッチががっちりセーブした。
 インテル・ペースで始まったゲームだったが、次第に攻撃が停滞。いつしかカリアリ・ペースとなって、それでも今シーズンのインテルは守りも好調。きちんと全員が戻って守備を行い、前半はスコアレスで終了した。
 後半開始からOHアルバレスに代えてFWイカルディを投入。前節からの疲れを考慮したか。だがゲームは膠着状態。インテルが攻めて、カリアリが守備からカウンター。お互いなかなかチャンスが作れない。13分、左WBペレイラから縦にパス。左SHグアリンが抜けてクロスをCFベルフォディルが落とすと、こぼれ球を左WBペレイラがシュート。ネットを揺すったが、ファールを取られてゴールは認められなかった。
 17分、カリアリがOHカブレラに代えてイブライミを投入すると、インテルも19分、ベルフォディルに代えてパラシオを投入する。するとインテルのパスが回り始める。20分、右WB長友からFWパラシオのクロスに左WBペレイラがヘディングシュート。カリアリも21分、FWピニージャのクロスのクリアをOHイブライミがボレーシュート。26分、FWパラシオのクロスがクリアされたところを左WBペレイラが厳しいチェック。こぼれ球を右WB長友がシュートを放つ。
 そして30分、左WBペレイラのクロスが逆サイドに流れたところを長友が拾い、右SHコバチッチが中に入れると、FWパラシオのスルーパスに右WB長友が走り込む。狙い澄ましたクロスに今度はFWイカルディがヘディングで押し込んだ。ゴール。インテルがようやく先制点を挙げた。
 カリアリは29分、ピニージャに代えてサウを投入。カウンター主体にカリアリが反撃を開始する。そして38分、左SHナインゴランは左サイドから中に切れ込んでミドルシュート。DFに当たりコースが変わってゴール内に飛び込んだ。カリアリが同点に追い付く。41分には左WBペレイラのクロスをCHカンビアッソが落とし、FWパラシオが反転してシュート。44分にはCBラノッキアに代えてFWミリートを投入。勝ち越しゴールを狙う。アディショナルタイム2分、FWミリートのクロスから左SHグアリンがヘッドで戻す。GKアガッツィがナイスセーブ。クリアボールを狙ったCHカンビアッソのシュートはうまく当たらなかった。
 そしてタイムアップ。全体的にはインテルが攻め込んでいたものの、カリアリの組織的な守備の前にチャンスが少なかった。だがそんな中で、長友が積極的な上がりから決定的なクロスやシュートを放っていたことは評価していい。インテルに欠かせない選手と菜っち得る。さて次は6連勝と絶好調の首位ASローマが相手だ。インテルにとっても今シーズンの好調さの真価が問われるゲームだ。長友の活躍を期待したい。