とんま天狗は雲の上

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清武・長谷部がベストなプレーでチャンスを作るも、岡崎の一発で同点に追い付かれる。ニュルンベルク、15戦勝ちなしのブンデス・リーガ記録更新。

 ブンデス・リーガ第15節、ここまで14戦勝ちなし17位のニュルンベルク対8位マインツの対戦。清武、長谷部、岡崎の活躍を期待した。
 序盤からホームの声援を背に攻勢をかけるニュルンベルク。2分、OH清武のポストプレーからCH長谷部がミドルシュートを放つ。3分には右SHドロミッチの落としを受けて右SBチャンドラーが駆け上がり、クロスをOH清武が落とすと長谷部が受けてゴール前に迫る。DFがクリア。そして5分、プラッテンハルトのFKのクリアをOH清武が拾うと、左サイドをスルスルと抜けて、クロスにCBニルソンがヘディングシュート。右SBポスピェフに当たってゴールに転がり込む。ニュルンベルクが幸先よく先制点を挙げた。
 その後もニュルンベルクが積極的に攻めていく。17分、CHフランツがドリブルで上がり、右SHドロミッチとのワンツーからシュート。CHパク・チュホがゴールを守る。マインツは18分、CF岡崎のスルーパスにOHシムリンが走り込むが届かず。ようやく岡崎がボールに触った。22分にはCBベルの持ち上がりからスルーパスにCF岡崎が抜け出しシュート。GKシェーファーがナイスセーブを見せる。23分にもガイスのCKに岡崎がヘディングシュート。わずかにポストの右。
 だが、ゲームはニュルンベルク・ペース。28分、CH長谷部のスルーパスから右SBチャンドラーのクロスに右SBポスピェフがあわやオウンゴール。GKカリウスがファインセーブを見せる。長谷部と清武がチームをリードし、次々とチャンスをつかむ。これでどうして17位なのか。未勝利なのか。そう思わせるゲーム展開。42分には清武のCKにまたもCBニルソンがヘディングシュート。GKカリウスがファインセーブを見せた。
 後半に入ってもニュルンベルクが攻勢をかける。9分、CHパク・チュホから右SBチャンドラーがボールを奪い、CH長谷部からOH清武につなぐ。スルーパスにCFギンチェクがシュートを放つが、CBベルがブロックした。直後の清武のCKにまたもCBニルソンがシュート。だがGKカリウスがファインセーブ。ニュルンベルクが何本もシュートを放つが、なかなか追加点を挙げられない。20分にはマインツも左SBディアスが駆け上がり、クロスをCF岡崎が競って、こぼれをCHガイスがシュート。
 ニュルンベルクは16分右SBチャンドラー、24分CHフランツがケガで交代したのが痛かった。フォイルナーを右SBに、マクを右SHに入れるが、次第にマインツが押し返していく。そして30分、中盤深い位置からCHパク・チュホのスルーパスにCF岡崎がギリギリで飛び出し、一旦外に持ち出してシュート。正確にゴールに流し込んで、マインツがついに同点に追い付いた。さすが岡崎。
 その後はマインツ・ペース。39分、右SHミュラーのスルーパスに左SHシュポモティングが抜け出してシュート。GKシェーファーがセーブ。清武も41分、CH長谷部からのパスを受けて、ヒールでスルーパス。DFにカットされるがさすがのプレー。その後も何本もスルーパスを通すが、ゴールにつながらない。ニュルンベルクに確実なゴールゲッターがいればもっと簡単に勝てるのに。45分には岡崎に代わって入ったCFスリシュコビッチがGKシェーファーに足裏を見せてジャンプして一発レッドカード。ゲームはそのままタイムアップ、1対1のドローで終わった。
 ニュルンベルクはCK14本、シュート16本を放ちながら、1ゴールのみ。これで開幕以来15試合未勝利のブンデス・リーガ記録を更新してしまった。それでも清武と長谷部の活躍で同点に追いつかれるまではゲームを支配して、次節以降に期待ができる内容だった。この調子で頑張れば何とか降格圏内は突破できるはず。一方、岡崎も彼らしいプレーを見せていた。岡崎と清武が同じチームにいれば、きっともっと多くのゴールが生まれていただろうにと思う。そうだ、今度は日本代表でこのコンビによるゴールを観てみたい。