とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アメリカは小型版ドイツ。決勝トーナメントでもけっこう活躍しそうだ。それで現時点での優勝予想は・・・コロンビア!?

 グループリーグ最後のゲームはドイツ対アメリカのゲームを観戦した。両チーム引分けでグループリーグ突破が決まる試合。でもアメリカは敗れるとガーナに逆転される恐れがある。両チーム守備をしっかり固めて落ち着いたゲーム展開となった。
 序盤、ドイツがパスを回して左右に大きく展開し、右SBボアテング、左SHポドルスキからいいクロスをゴール前に入れていく。だが、アメリカの守備が堅い。特にCBゴンサレスが再三いいプレーを見せる。またアメリカの生命線はベッカーマンとジョーンズの両CH。二人が中盤をがっちりと締めて、ドイツの中央突破を許さない。クロスは入るが、決定的なシュートはほとんどない。
 一方、アメリカの攻撃もドイツによく似ている。CHの二人を起点にパスを回し、両SBジョンソンとビーズリーも積極的に上がっていくが、ドイツのプレスも早く、アメリカもなかなかゴール前まで入っていけない。22分、OHブラッドリーから左に流し、SHズシがミドルシュート。これがアメリカのファーストシュート。ドイツも31分、CHクロースがミドルシュートを放つが、GKハワードの正面。35分、CFミュラーのクロスに右SHエジルがドリブルからシュートを放つが、GKハワードがセーブ。お互いがっちり組み合って互角の展開。前半はこのまま終了。落ち着いた前半だった。
 後半の頭からドイツはポドルスキに代えて、W杯最多得点を狙うクローゼを投入。2分、右SBボアテングのクロスにSHエジルが走り込み、ヘディングシュート。だがCBゴンサレスが競り合って枠に入れない。7分にはCHシュバインシュタイガーのクロスにCFクローゼがヘディングシュート。これも枠を外す。
 そして10分、ショートCKからSHエジルがクロスを入れると、CBメルテザッカーがヘディングシュート。GKハワードがファインセーブを見せるが、はね返りをSHミュラーミドルシュート。これが決まりドイツが先制した。狭いコースを狙い澄ました見事なシュートがネットに突き刺さった。
 その後、アメリカは14分、デイビスに代えてベドヤを投入。だがお互い守り合う中で、なかなかゴール前まで攻め込めない。眠気と戦いつつ観戦したが、大きな歓声が上がる場面はほとんどなかった。勝てば1位通過のドイツも守備を固めれば、アメリカもガーナ対ポルトガルの結果を気にしつつ、これ以上の失点はガーナに逆転される恐れがあるので、しっかり守ってカウンターを狙う。38分にはズシに代えてイェドリンを投入。一方、ドイツも31分、シュバインシュタイガーに代えてゲッツェ。44分にはエジルをシュルレに交代した。
 するとポルトガルがリードの情報。そしてアディショナルタイム3分、カウンターからOHブラッドリーがドリブルで前進、CFデンプシーが落とし、右SHイェドリンが駆け上がってクロスを中央を駆け上がったCHジョーンズがポストプレー。デンプシーが左に流して左SHベドヤがシュート。だが、CFクローゼとCHラームが滑り込みクリア。直後のCKからOHブラッドリーのクロスを右SHイェドリンが落とし、CFデンプシーがヘディングシュート。だが枠に入らない。そしてタイムアップ。ドイツが1-0で勝利してグループ1位通過を決めた。アメリカもガーナが敗れたため決勝トーナメントに進出。最後にクリンスマン監督とレーブ監督ががっちり握手を交わした。

 さて、決勝トーナメントの組み合わせを見ると、最初のヤマにブラジル・チリ・コロンビア・ウルグアイの南米4ヶ国が集結。スアレスが出場できないウルグアイは厳しいだろう。ブラジルもチリ、コロンビアと南米対戦が続く組み合わせは厳しいのでは。ここは大胆にコロンビアが突破を予想。
 次のヤマもフランスとドイツが勝ち上がると、準々決勝で対戦だ。迷うが、今大会のフランスは面白い。フランスが勝ち上がって準決勝でコロンビアと対戦。でも、ブラジルを破って勢いに乗るコロンビアが、フランス・モナコで活躍するロドリゲスの活躍でフランスを撃破すると予想しよう。
 次のヤマはベスト16のオランダ対メキシコ戦が勝負。オランダが勝ち上がるのではないか。そして最後のヤマはベルギーかアメリカ。でもどちらもオランダにはかなわない。ということで決勝進出はオランダと予想する。
 それで決勝戦はコロンビア対オランダ。なんとコロンビアがロドリゲスの活躍で2-1で勝利。ブラジル大会はロドリゲスのための大会となった、というのは夢物語かな。現実的にはブラジル対オランダでブラジルが優勝というのが順当だろうけど、残り16ゲーム。最後まで夢のあるゲームを見続けたい。いよいよ決勝トーナメントが始まる。