とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第29節 トッテナム対アーセナル

 第28節、レスターも引き分けだったが、追う2位トッテナム、3位アーセナルも敗戦。勝ち点差はそれぞれ3ポイントと6ポイントに広がった。そして2位と3位が対戦するノースロンドンダービー。首位レスターへの挑戦権を争うゲームとなった。

 序盤は首位のトッテナムが攻勢。前線からの速いプレスでアーセナルからボールを奪う。5分、CFケインがミドルシュート。6分、右SHエリクセンから左に流して再びCFケインがミドルシュート。さらに直後には左SHラメラのドリブルからこぼれたボールを三たびCFケインがミドルシュートを放っていく。

 アーセナルも次第に盛り返し、速いプレスで応酬。そして次第に膠着状態になっていく。26分には右SHエリクセンの縦パスをCFケインが落として、右SBウォーカーのクロスに左SHラメラがシュート。GKオスピナがファインセーブ。27分、エリクセンのFKは直接ゴールを狙うが、これもGKオスピナがキャッチした。お互い中盤のプレッシングが速い。

 ここまでなかなかゴール前まで入っていけなかったアーセナルだが39分、ワンチャンスをモノにする。左サイド中盤のもみ合いからこぼれたボールにCFウェルベックが抜け出すと、クロスにファーサイドから右SBベジェリンが折り返すクロス。これを走り込んだ右SHラムジーがヒールシュート。見事に決まり、アーセナルが先制点を挙げた。その後はアーセナル・ペース。42分には左SHサンチェスのクロスにCFウェルベックがヘディングでシュートを放つが、GKロリスがセーブ。前半は1-0、アーセナルのリードで終わった。

 後半に入るとトッテナムが再び攻勢をかけて反撃する。5分、右SBウォーカーがドリブルからミドルシュート。そして10分、左サイドをCFケインがドリブルで抜け出そうとしたところを、CHコクランがスライディング。コクランが2枚目のイエローを受けて退場となってしまう。

 一人多い状況となって攻勢をかけるトッテナム。12分、左SBローズのクロスからOHアリが胸トラップから反転シュート。続くラメラのCKからCFケインがシュートを放つが、GKオスピナがナイスセーブではね返す。そして15分、エリクセンのCKにSHラメラがシュート。DFが競ってこぼれたボールをCBアルデルウェイレルトが押し込んだ。ついにトッテナムが同点に追い付く。するとさらに17分、CBビムマーのフィードに走り込んだOHアリがライン際ギリギリ、ヒールで落とすとCFケインが角度のないところからシュート。これが右ポストに当たってゴールに飛び込む。トッテナムが逆転する。

 逆転されて負けられないアーセナルがすぐに反撃に移る。19分、CHラムジーミドルシュートトッテナムは22分、左SHラメラを下げてメイソンを投入。守備を固める。そして19分CHダイアー、27分CFケインとミドルシュートを放ち、3点目を狙っていく。アーセナルは30分、前線にCFジルーを投入。一人少ないながら攻撃力を高めていく。そして31分、CHラムジーから右に流すと、右SBベジェリンのスルーパスに左SHサンチェスが走り込みシュート。これが決まりアーセナルが追い付いた。

 その後は首位レスターを追いかけるためには勝利が欲しい両チームがゴールを目指して攻め合う。35分、交代したばかりの左SBデービスのクロスにOHアリが得意のターンからミドルシュート。GKオスピナがセーブ。38分、左SHメイソンのミドルシュートはポスト右に外れる。40分、右SHエリクセンミドルシュートもGKオスピナがナイスセーブで弾き出す。アーセナルも43分、サンチェスのFKはGKロリスがファインセーブ。アディショナルタイムには左SHサンチェスのスルーパスにCHラムジーが抜け出しシュート。しかしCBビムマーがブロックする。結局このままタイムアップ。2位3位決戦は痛み分け。ドローで終わった。

 さすがノースロンドンダービーは盛り上がる。だがお互い残念ながらのドロー。後日レスターが勝利して2位トッテナムとの勝ち点差は5に広がった。アーセナルは勝ち点差8。優勝を狙うにはギリギリの状況だ。しかもリーグ戦に集中できるレスターに対して、両チームともCLやELが残り、中2日・中3日のゲームが続く。いよいよ厳しい状況になってきた。これから大逆転があるのか。プレミアリーグはいよいよ終盤に向かう。