とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

娘に痴漢と間違えられる。

 朝は娘の方が早く家を出ていく。いつもは娘より30分くらい遅れて家を出るが、たまたま先日、少し早く会社へ行く必要があり、娘から遅れること10分くらいで家を出た。娘はいつも早めに家を出て、折り返しの始発電車を待つ列に並び、座って出勤する。

 その日は私も少し早めに家を出たため、いつも娘が乗る電車に間に合ってしまった。それでひょっとして座れる席があればと車内を見ながらホームを歩いていたら、シートに座って目を閉じている娘を発見した。

 そこで彼女の前に立ったが、居眠りをして気付かない。そっと手を叩いて前に立っていることを知らせた。一瞬目を開けてこちらを確認した後、また目を閉じて居眠りを始めた。

 通勤途中、同じ駅で乗り換える。娘が席を立った時に一緒に並んで歩こうと思ったが、混んでいて隣に近寄れない。それでもわかっているだろうと彼女の近くを歩いていた。乗換え客の雑踏もようやく静かになった頃、娘の近くまで早足で歩き、追いついて肩を叩いたら、ぎょっとした顔をこちらに向けた。えっ!

 それまで私が近くにいたことに全く気付いていなかったとのこと。それでびっくりしたと言う。「だって電車の中で手を叩いて合図したじゃん」と言ったら、「ヘンなおじさんだなと思って、今度触ったら大きな声を上げようと思っていた」と言う。ひょっとして、娘に痴漢と間違われた? アブナイ、アブナイ。声を上げられていたらどうなっていたんだろう? とりあえず無事、娘に認知してもらってよかった。