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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

EURO2016決勝トーナメント1回戦 ウェールズ対北アイルランド

 EUROもいよいよ決勝トーナメントが始まった。今大会、イギリスからはスコットランドを除く3チームが出場している。グループリーグイングランドウェールズが対戦したが、決勝トーナメントではそのウェールズ北アイルランドが対戦。実に3チームともグループリーグを突破した。ちなみにアイルランドも決勝トーナメント進出。ついでにアイスランドも。サッカーの母国イングランド及び周辺諸国の活躍が目立つ。

 さて、両チームとも堅守速攻型のチーム。特に前半は北アイルランドが前からしっかりとプレスをかけて、厳しい中盤の応酬が続く。そしてカウンター。10分、右SHウォードがドリブルで駆け上がり、CHコリー・エバンスから左に流して左SHダラスがシュート。GKヘネシーがナイスセーブで弾き出す。

 ウェールズはレドリーをアンカーに置く3-5-2の布陣ながら、FWベイル、そしてIHラムジーが中盤まで下がってゲームを作る。しかし北アイルランドのプレスがきつく、なかなか攻めの形を作れない。逆に北アイルランドはボールを奪ったらCFラファティめがけてロングボール。こちらはシンプル。

 19分、FWベイルがポストになって、左WBテイラーのクロスをFWボークスが落とし、IHラムジーがシュート。ネットを揺らすが、ラムジーオフサイド。26分、FWベイルのミドルシュートは大きく枠を外す。その後も北アイルランドの守備が堅く、ゲームは膠着状態。スコアレスのまま前半を終えた。

 後半に入っても北アイルランドのプレスは衰えない。8分、IHラムジーからのアーリークロスにFWボークスがヘディングシュート。枠を捉えられない。13分、FWベイルのFKは強烈だったが、GKマクガバンがファインセーブではね返した。そしてそこから北アイルランドがカウンター。お互い譲らないゲームが続く。

 ウェールズは10分、FWボークスに代えてロブソン・カヌを投入すると、18分にはCHレドリーに代えて右SHジョナサン・ウィリアムズを投入。ラムジーとアレンをボランチに下げ、ベイルを左サイドに張らせる。ベイルへのプレスを減らし、ラムジーがやや遠目ながら前を向いてゲームを作るようにすると、少しずつゲームはウェールズ・ペースになってきた。

 そして30分、CHラムジーから左サイドに展開すると、左SHベイルの高速クロスにCFロブソン・カヌが走り込む。その手前でCBマッコーリーがブロック。しかしこれがゴールに飛び込みオウンゴール。ついにウェールズが先制点を挙げた。布陣を変えたコールマン監督の作戦が功を奏した。

 その後、右SHジョナサン・ウィリアムズとCBアシュリー・ウィリアムズがぶつかり合うアクシデントがあり、さらにアシュリー・ウィリアムズは左腕が動かせないにも関わらず交代を拒否。北アイルランドに攻め込まれる場面で不安を感じたが、ウェールズがうまく時間を使う。結局このままタイムアップ。ウェールズがイギリス対決を制してベスト8進出を決めた。

 けっして華麗な面白いゲームではなかったけど、チームの特色を生かし、意地がぶつかり合ったようなゲームはそれはそれで面白い。勝負にこだわる決勝トーナメントはこれからもこんなゲームが続くだろうが、これもまた楽しみたい。