とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J2リーグ第25節 ロアッソ熊本対名古屋グランパス

 前節、先制しながらもサンガに逆転負けしたグランパス。いよいよこれ以上負けられない正念場に立たされた。迎え撃つロアッソは最近4試合で2勝2敗と好調だ。ワントップにはグランパスから移籍したグスタボが先発する。前節同様、嫌な感じがしないでもない。グランパスの布陣は久しぶりに3バックの3-4-3。ワシントンがCBに下がり、右CBに初出場のイムスンギョム。そして何と左CBには和泉が入った。

 序盤からグランパスが圧倒する。CB和泉が上がって、CH小林がDFラインに下がることも多い。だがロアッソもしっかり守ってカウンターを狙う戦い方。15分、CFシモビッチのスルーパスに右FWガブリエル・シャビエルが抜け出し、クロスを左WB青木が落として、CH田口がミドルシュート。枠を外す。

 グランパスは圧倒して攻めていくが、気が付けばDFラインにはCBワシントンがただ一人。カウンターが怖い。22分、CH小林の縦パスから、右FWシャビエルが横にドリブル。ミドルシュートを放つが、GK畑がセーブした。30分にはグスタボが快足を飛ばして抜け出るところをCH小林がファールで止めて、イエローカードをもらう。

 34分、CH田口の縦パスをCFシモビッチが落として、CH田口のスルーパスにCFシモビッチが抜け出してシュート。しかし枠を捉えられない。37分、右FWシャビエルの縦パスから、左WB青木のクロスに左FW佐藤寿人がヘディングシュート。しかしGK畑がナイスセーブ。39分には左CB和泉のフィードを受けたCFシモビッチがGKの上を狙うループシュート。しかしシュートが弱い。左CB園田がクリアした。

 攻めども攻めどもゴールが遠いグランパス。41分にはロアッソの右FW嶋田にミドルシュートを放たれる。しかし前半終了間際の45分、左CB和泉のパスを受けた左WB青木が中へドリブル。DF4人を置き去りにしてミドルシュートを放つと、ネットに突き刺さる。1-0。グランパスがリードして折り返した。

 後半に入っても、グランパスが攻め続けるが、なかなかゴールが決まらない。7分にはCH田口のフィードに左WB青木が抜け出すが、シュートは空振り。9分、CH田口がドリブルから右に展開。右FWシャビエルが右に流すと、右WB宮原のクロスのこぼれをCH田口がシュート。さらにDFがブロックしたこぼれ球を狙って左FW佐藤が走り込むが、GK畑がセーブした。先制しながら追加点を奪えない展開に前節の悪夢が蘇ってくる。ロアッソも12分には左WB光永のクロスにCFグスタボが走り込む。左CB和泉が何とかヘディングでクリア。14分、左WB青木がドリブルでゴール前まで迫り、左FW佐藤とのパス交換からミドルシュート。しかし枠を捉えられない。

 すると19分、グランパスは左FW佐藤寿人に代えてFW杉森を投入する。シャビエルはトップ下にポジションを変えた。ロアッソも20分、左WB光永に代えて右WB田中達也を投入。黒木が左WBに回る。23分、右FW嶋田のFKはGK楢崎がパンチング。27分、OHシャビエルのFKは枠の外。後半も20分を過ぎると、次第にグランパスの選手にも疲れが見え始め、ロアッソがパスを回して攻める時間が出てくる。

 31分、グランパスはOHシャビエルに代えて左CB酒井を投入。和泉を左WBに上げて、青木をトップ下へ。32分、CH田口がミドルシュートロアッソはその直後、右FW嶋田に代えて岡本を投入する。33分、CH田口のスルーパスからFW杉森が抜け出し、切り返してシュート。しかしGK畑がナイスセーブ。ゴールを決められない。ロアッソは37分、CFグスタボに代えて林。グランパスも40分、青木が足を攣って、櫛引を投入する。ポジションは左WB。和泉をトップ下へ。何とこのゲーム、左CBでスタートした和泉だが、最後はトップ下でプレーをしている。

 44分、右FW岡本のクロスに左FW八久保が飛び込むが、届かない。アディショナルタイムにはCH小林のクロスに左WB櫛引がヘディングシュートするも、枠を捉えられない。そしてタイムアップ。1-0。前半の青木のゴールを守って、グランパス勝利した。

 それにしてもゴールが遠いグランパス。この相手なら前回同様、5-1で勝利しても不思議ではない。風間監督は選手個々の能力は高めても、全体的な戦術はそれほど与えていない感じ。そんなんでこれから大丈夫かな。まずは6位以内に入ること。次の愛媛FC戦も絶対勝利を期待したい。

雨の日はスポーツクラブでウォーキング

 会社が近所のスポーツクラブの法人会員となっていて、社員全員で100枚のチケットが配布されている。雨で朝のウォーキングができなかった日には、夕方、このスポーツクラブで汗を流すことにした。と思いつつも、朝、歩けなかった日には夕方から用事が入ったりして、なかなか利用することができなかった。先日、ようやくスポーツクラブを利用した。これまでの人生の中での初めてのスポーツクラブ利用。

 夕方、まずフロントで法人会員の利用チケットを渡すとカードキーを受け取る。初めての利用だと告げて、施設利用の概略について説明を受けた。と言ってもほとんど施設案内。靴を脱いで、まずロッカールームへ。カードキーを置いて、代わりにロッカーキーを外す。そこから奥はシャワールームがあり、浴室とプールにつながっている。私がロッカールームに入った時には、裸の高齢者が多く浴室を出入りしていた。まるでスーパー銭湯みたいだ。ちなみに、プールでは子供向けのスイミングスクールなども開催されているが、自由に泳げるレーンと歩けるレーン、それぞれ1レーンずつは常に確保されている。

 着替えると、ロッカールームを一旦出て、2階のジムに上がる。ウォーキングマシンやウェイトマシンなど数多くのマシンが所狭しと並んでいる。とりあえず、ウォーキングマシンの使い方をスタッフに聞いて歩き始める。時速6㎞。傾斜も変えることができるが、よくわからないので、一番上にあったメニューでスタート。数分おきに傾斜が3度と平坦に切り替わる。ウォーキング中、前の画面にはTV番組が流れ、イヤホンを差せば音も聞こえる。館内にもBGMが流れているので、あえてイヤホンがなくてもかまわない。どうも初期設定が1時間となっていたようで、普段、朝歩いている4㎞・40分よりも長い。結局、5㎞・50分でストップした。ゆっくりスローダウンするメニューもあったのかな。よくわからないまま初めてのマシン体験は終了した。マシンを降りると、しばらくフラフラ。手すりにもたれて平衡感覚が戻るのを待つ。

 しばらくして落ち着いたら、階段を下りてロッカールームに戻る。汗がびっしり。ウェアを脱いで浴室へ向かう。4人ほどが入浴できる浴槽はジェットバスになっていて快適。しばしゆっくりして、着替えてスポーツクラブを出た。その日は夜、風呂に入らずに済んだ。スポーツクラブ初体験。

 法人会員は年間20万円で100枚の利用券が付いているから、1回2000円。個人会員になれば、月約1万円で、毎日でも自由に利用できる。月20回利用するとして1回500円。スーパー銭湯に行ったと思えば、そんなもんかな。でも、外を歩いたほうが自分のペースで歩ける。自由にペースを変更できる。入浴できるのはうれしいけど、自分以外の家族は風呂に入るから、わが家の風呂を沸かさないわけにはいかない。だからこの点で特に経済的なわけではない。そんなことを考えると、やはり雨などで朝ウォーキングができなかった時に利用するというのがいいだろう。いつもよりもハードにウォーキングして、翌日も少ししんどかった。まあ、適度に利用しよう。

J1リーグ第19節 川崎フロンターレ対ジュビロ磐田

 5連勝で7位まで順位を上げてきたジュビロ。迎え撃つフロンターレも3連勝と好調だ。結果5-2とジュビロが快勝したゲームだが、結果を知ればこそ、その内容を観たくなった。観終わった感想を先に言えば、得点で考えるよりはずっと好ゲーム。後半10分からの6分間だけ、フロンターレ守備陣に穴が開いていた。

 ジュビロフロンターレ、ともに最近のベストメンバーを揃える。序盤からお互い早いプレス。8分、中盤でルーズになったボールをジュビロの左FWアダイウトンフロンターレの左SB車屋が走り込むが、一瞬早くアダイウトンが奪い取ると、右FW中村俊輔がダイレクトで縦パス。これをCF川又がポストに入ってヒールで送り、CH川辺が走り込みシュート。電光石火、ジュビロが先制点を挙げた。

 しかしフロンターレも12分、OH中村憲剛のCKをCBエドゥアルドがヘディングシュート。GKカミンスキーが弾いたところをCHエドゥアルド・ネットがシュート。すぐにフロンターレが同点に追い付く。24分にはCH川辺の縦パスをCF川又が受けて、反転からシュート。わずかにDFに当たって得たCKを中村俊輔が蹴ると、右WB櫻内がヘディングシュート。これが決まり、ジュビロが勝ち越した。

 ゲームはフロンターレが圧倒的にボールを保持。パスを回して攻め手を探すが、ジュビロは高いDFライン、狭い中盤からプレスをかけて、シュートカウンターを狙う。30分、OH中村憲剛のCKに右SH小林悠がヘディング。こぼれ球をCB谷口がシュートするがポストに嫌われる。39分にはCH大島から左に展開。左SB車屋のクロスに右SH小林がヘディングシュート。わずかに右に外す。さらに44分、OH中村憲剛のFKをCF阿部とCB大井が競り合って、こぼれ球を右SH小林悠がスルーパス。阿部が走り込みシュートを放つが、GKカミンスキーがナイスセーブ。前半はお互い攻め合い、守り合う。拮抗した展開だったが、ジュビロの1点リードで折り返した。

 後半2分、フロンターレのCKの流れから、CF阿部の縦パスにCB谷口が走り込んでクロス。CBエドゥアルドが飛び込むが、DFが競って、こぼれ球をOH中村俊輔がクリア。これを左FWアダイウトンがDFと競って、CF川又がドリブル。最後は右に流して、アダイウトンが上がるが、ゴール前をフロンターレDFが固めてクリアされる。お互い攻守に早い攻防が続く。

 7分には右CB高橋のFKをCF川又が落として左FWアダイウトンがシュート。そして10分、右CB高橋のクリアをCF川又が収めて、落としをCH川辺がドリブル。GKと一対一から股を抜くシュート。ジュビロが3点目を挙げた。12分、CH大島のミドルシュートはGKカミンスキーがナイスセーブ。フロンターレは13分、左SH登里、CHエドゥアルド・ネットに代えて、右SH家長、CH森谷を投入する。小林悠をCFに上げて、阿部が左SH。

 しかし直後の14分、フロンターレがパスを回すが、右SH家長のバックパスが合わない。CF川又が奪うとすぐにミドルシュート。DFに当たってはね返ったボールを左FWアダイウトンがシュート。ジュビロ4点目。さらに16分、自陣深い位置からのスローインがルーズに弾んだところを左FWアダイウトンがうまく抜け出し、落としたパスにCF川又が走り込んでシュート。ついにジュビロが5点目を挙げる。わずか6分間の3ゴール。ジュビロの前への意識がすばらしい。

 しかし21分、OH中村憲剛ミドルシュート。枠は外したが、サポーターに拍手を求めて、まだあきらめていないことをアピール。25分、OH中村憲剛のクロスにCF小林悠がヘディングシュート。バーを叩く。28分、中村憲剛のCKの流れからCH川辺が右サイドに大きくフィード。左FWアダイウトンが走り込み、クロスを入れると、CHムサエフが走り込む。しかしクロスには合わせられず、GKチョンソンリョンと交錯。このプレーでムサエフが2枚目のイエローカード。退場を命じられた。一人少なくなったジュビロ

 フロンターレは30分、CH大島に代えてFW森本を投入する。ジュビロも32分、アダイウトンに代えてCH松浦。ボランチを埋めて、4-4-1で守る。36分にはCH川辺が遅延行為でイエローカード。これが累積4枚目で次節、ムサエフとともにダブルボランチが欠場となってしまった。フロンターレは37分、右SBエウシーニョのクロスを右SH櫻内がクリア。これにFW森本が詰めてシュート。1点を返す。

 38分、CH川辺に代えて上田。42分には左SB宮崎に代えて小川大貴。守備を固めるジュビロアディショナルタイムは6分間。フロンターレが攻め続ける。AT1分、左SH阿部のミドルシュートはポストを叩く。AT2分、CBエドゥアルドのシュートはライン上でCB森下がはね返す。AT3分、抜け出したFW森本のシュートは枠を外す。AT4分、中村憲剛のFKのこぼれから左SH阿部がミドルシュート。これもポスト。AT6分、CH森谷のミドルシュートはGKカミンスキーがパンチング。さらにスルーパスに抜け出した右SH家長のシュートはポストの右。そしてタイムアップ。5-2。ジュビロが好ゲームを勝ち切った。

 しかし点差ほどには両者に差はない。フロンターレもいいゲームをしていた。ジュビロはこれで6連勝。次はムサエフと川辺が不在だが、相手は17位のサンフレッチェ。しかも川辺はサンフレッチェからのレンタルのため、もともと出場できない。累積の出場停止をここで使えるのはラッキーかもしれない。その次はベガルタ。そしてガンバ、セレッソと続く。この連勝がどこまで続くのか、。楽しみだ。