とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

2009 Jリーグ 開幕戦のサプライズ

 世間的にはWBCの陰に隠れたかもしれないが、今年のJリーグ開幕戦は例年になく派手なゲームが多く、ダイジェストを見てても楽しかった。
 最大のサプライズは山形の6得点だろう。古橋が加わったということは聞いていたが、助っ人外国人キム・ビョンスクも高さもあり強い。昨年チームトップの13得点を記録した長谷川が初戦から2得点の活躍。この選手も身長がありなかなか強そう。グランパスの次の相手だけに、油断することなく戦いたい。ホームで固くなってくれるといいんだけど。
 広島は今年はかなりやるだろうとは思っていたけど、4得点は予想以上。というか、ジュビロともどもマリノスも心配大。
 ガンバも予想どおり、しっかり開幕に合わせての3得点。やっぱりレアンドロチョ・ジェジンの2トップは恐い。
 一方、開幕戦屈指の好ゲームと見られた鹿島対浦和は、予想外の鹿島の完勝で終わった。興梠とマルキーニョスの2トップがキレキレ。自軍ゴール前からのカウンターに浦和をはるかに上回る選手がゴール前まで走っていくのは圧巻。見事なカウンター2発で決まり。
 心配なのは浦和。フィンケ新監督のもと、昨年までとは明らかに異なるパスサッカーを見せたものの、惜しいシュートはセットプレーからの闘莉王のヘッドと、阿部、原口のミドルだけ。達也のがんばりは見られたものの、コンビネーションからゴール前に迫りシーンはほとんど見ることができなかった。今年の高原は、昨年に比べればよく動きボールにも触っていたが、ダヴィマルキーニョスのような強さが見られない。巧さで勝負する選手とは思っていたが、泥臭いがんばりは巻がいれば十分。高原には巧さに加え強さを期待したい。あ、これ、代表の話だけど。
 それでもイメージチェンジの片鱗は見せていたし、原口もそれなりに収まっていた。もう少し時間が経てばよくなるんだろうか。鹿島やガンバがACL疲れで勝ちきれなくなる夏前には勝てるチームになれるだろうか。あ、4/12のグランパス戦までは今のままでいいから。