とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

近頃の若者は・・・

 昨日の退社時に、昨年まで私の部下だった女性と廊下でばったり会った。
 「あれ、今日、休みじゃなかったの?」
 「いえ、出勤してますよ。」
 「だって、今日の研修、私用で欠席って聞いたけど。」
 「いえ、体調管理のために欠席したんです。だって、今週の木曜日から産休に入るんですよ。今日の研修だって、講師へのアポ取りまではやったんだから、十分やったと思います。」
 「でも、今日出勤していることがわかったら、みんないい気持ちはしないと思うよ。」
 「なんでですか?」
 「うーん?・・・」 しばし絶句。結局、話しながら地下鉄の改札に辿り着き、別れたのだが・・・。
 彼女の中では、研修の準備や講師のアポ取りまで行い、かつ自分は妊婦であり、体調に配慮するのは当然である、という理屈が整然としているのだが、研修に参加している他のメンバーからは別の声が聞こえてくる。
 「今回の研修については、彼女が積極的に動いていたので、当然、当日も参加し、事務的な役割を担ってもらえると思っていた。それが前日になって、それも『大丈夫?』とこちらから声をかけたら突然『欠席します』と言い出して。『講師の顔も知らないんだけど・・・』って言ったら、「私だって電話だけだから知らないわよ。」と逆ギレされて。妊婦なので病院で検診かと思ったら、出勤してたんだ。いつもそうだから彼女らしいとは思うけど、それにしても突然投げ出すなんて。当日欠席することを決めた時点で連絡してくれれば、もう少し気持ちよく対応できたのに・・・。」
 完全な自己チュー的行動の典型。私は正しいのだから、それを理解しない相手が悪いという態度。自分の行動が回りの人間からどう見えるかを考慮することができない。
 もちろん今どきの若者がみんなこうだとは思わない。聞けば、当日、「突然欠席でごめんなさい。」と謝った同年配の女性がいたとのこと。同じような気遣いを示すことのできる若い後輩もいる。
 しかし、彼女と同学年でやはり同じような態度を示しがちな同僚もいる。この学年に何かあったのか。彼女・彼らの家庭環境に問題があったのか。ま、個人的な資質とは思うけど。ちょっとびっくりした昨日の夕方でした。