とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

いきいきエバートン 首位を食う

 エバートンが元気だ。首位チェルシーとの26節もお株を奪う元気の良さを見せ、首位を2-1と撃破した。
 冬季オリンピックが始まって開会式を見ていたが、選手団入場が始まって長々と似たような画面が続く。エバートンvsチェルシー戦は後半が「ブラッディ・マンデー」とダブって録画させてもらえなかったので、生で観戦(もちろん録画放送を放送時間でという意味)。始めのうちはオリンピックと掛け持ちだったが、そのうちゲームの面白さに引き込まれ、終わりまで見てしまった。
 前半からしっかりとした守備をするエバートンチェルシーもなかなか攻め手が見いだせない立ち上がり。それでも17分、チェフからのGKをドログバが逸らすと、マルーダがうまく身体を使ってネビルを抑え、鋭いシュートをゴールに突き刺す。あっと言う間の先制点。
 これでチェルシー・ペースになるかと思ったら、逆にエバートンが仕掛けてくる。ケーヒルがよく動き、左サイドのビリャレトディノフ、バインズにボランチのオズマン、アルテタ。右サイドからはドノバンが前線へと積極的に駆け上がる。
 そして33分、ドノバンが蹴ったクロスに、ここまでほとんどボールを触っていなかったサハが一瞬のスピードでニアに飛び込み、見事に同点ゴールを決める。36分には右SBのネビルからドノバンのクロス、ケーヒルの落しからオズマンのミドルシュートチェルシーも37分にドログバ前進からアネルカがシュートするも、全体的にはエバートン・ペース。そして前半ロスタイム、ドノバンがPA内に進入すると、カルバーリョがたまらず倒し、PKをゲット。サハが蹴るが、チェフが読み切って余裕でセーブ。格の違いを見せつける。
 これでチェルシー・ペースになるかと思ったが、後半になっても相変わらずエバートン・ペース。後半はアルテタが目立つ。チェルシーにはA.コールがドノバンとのボールの蹴り合いに際に負傷交代したのが痛かった。30分、CBディスタンからのロング・フィードにテリーがかぶって後ろでサハが見事な胸トラップ。一瞬で抜け出て勢いのまま、アウトサイドにかけたシュートがチェフの指の先を抜けゴールネットに突き刺さる。ついに勝越し。
 その後はさすがにチェルシーが攻勢をかけ、32分、ランパードのCKからドログバがまるで足で蹴ったような強烈なヘディングシュートを見舞うがバーに当たって跳ね返される。35分のランパードミドルシュートを惜しかったが、エバートンが最後まで守りきった。
 これでエバートンアーセナルと引き分けた後、リバプールチェルシーマンUと続く3連戦を1勝1敗として、次週はマンUに臨む。この勢いでマンU狩りも期待したい。
 一方のチェルシーは痛い敗戦ながら、マンUアストンビラと引き分けてくれたおかげでかろうじて首位キープ。しかしA.コールは骨折だそうで、このところ絶好調だっただけにこちらの方がもっと痛い。しかし厚い選手層を誇るだけに何とかするだろう。いよいよマンUとの首位マッチが楽しみになってきた。