とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ウォルバーハンプトンというチーム に勝ったマンC 負けたチェルシー

 ミランウディネーゼを観ようか、マンC対ウォルバーハンプトンを観ようか、迷った末にミランウディネーゼ戦をビデオ観戦。前節チェルシーに勝ったとはいえ、今のマンCなら難なく勝つだろうと思ったから。ところがビデオ観戦の合間に見た途中経過にびっくり。4-3。いったいどんなゲームをしてるんだ。ウォルバーハンプトンってどんなチームだっけ。
 そういえばこれまでウォルバーハンプトンのゲームなんて観たことなかった。フランス代表ミリヤシュがいる。そのミリヤシュが1分、ミドルシュート。5分にはミリヤシュのスルーパスにFWフレッチャーがシュート。7分にもミリヤシュからFWドイルのクロスに右SHジャービスがシュート。
 そして12分、ドイルのポストプレーから右サイド、ジャービスのクロスがDFに当たりこぼれたところをミリヤシュがシュート。先制点を挙げる。チェルシー戦勝利の好調をそのまま持ち込んでの積極的なプレス、攻勢。15分にもジャービスのクロスにミリヤシュがヘディングシュート。20分にはドイルから左SHハットンのクロスにジャービスがシュート。
 ウォルバーハンプトンのプレスが速く、マンCは楽にパスがつなげない。マンCの1トップはこのゲームが移籍後初出場のジェコ。テベスが再三タテパスを狙うも合わない。31分、アダム・ジョンソンコラロフミドルシュートを放つが、GKヘネシーがブロック。34分にはテベスミドルシュート
 そして40分、ヤヤ・トゥーレのクロスをDFが弾き、ジェコがシュート。直後のCKにゴール前の競り合いがファーにこぼれたところをコロ・トゥーレがヘディングシュート。ついに同点に追いつく。44分には左SBコラロフの強烈なミドルシュートが飛ぶが、ここはGKヘネシーがナイスセーブ。前半は同点で終わった。
 後半も序盤はウォルバーハンプトンが攻勢に出るが、4分、テベスが右サイドからドリブルで前進すると、DF3人を抜き去り、GKの股を抜くシュート。あっと言う間にマンCが勝ち越し。さらに9分、Y.トゥーレが中盤の底でボールを奪うとジェコに預けて前進。ジェコがテベスとのワンツーからドリブルで抜け出しスルーパスを送ると、Y.トゥーレがシュート。見事な連携で3点目を挙げる。
 ジェコは20分にもカウンターからシュート。そして21分、CKのはね返りをバリー、Y.トゥーレ、サバレタとつなぎ、クロスにテベスがヘディングシュート。決定的な4点目。ウォルバーハンプトンも守勢に回ると弱い。
 ところがその直後、マンCゴール前に放り込まれたボールをドイルが追いかけると、途中交代のCBレスコットが倒しPK。これをドイルが決めて2点目。その後しばらく硬直状態が続くが、41分、途中交代のムジャンジービアのCKに右SBジュバルのヘディングシュートが決まって3点目を挙げると、途端にウォルバーハンプトンが勢いづく。ロスタイムにはムジャンジービアのシュートが襲うが、マンCはテベスや途中交代のD.シルバがうまく時間を使い、そのまま逃げ切った。
 終わってみれば、ウォルバーハンプトンは17位のチーム。積極的なプレスは好感が持てるが、テベスの前にはDF陣が持ち堪えることができなかった。チェルシー戦は序盤に取った得点を守り切ったようだが、このチーム相手に1点も取れないチェルシーはいったい?
 ともあれマンCは暫定首位に立った。ジェコはかなり使えそう。テベス頼みの攻撃にようやく新たな武器が手に入った印象。1ヶ月後のマンU戦まで、このまま取りこぼさずについて行くしかない。