とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパスようやくACL勝利 でも、まだまだだね。

 ACLの対アルアイン戦。本当は3月15日に瑞穂へ観戦に行く予定だったけど、地震の影響で延期。ボクも年度を越して超多忙、とてもサッカーなんて観ている暇がない、と言いつつ、何とかテレビ観戦。結果は4-0でグランパスが快勝したが、内容的にはまだまだ。そういえば新聞等ではどう報道されていたんだろう。新聞を読む暇もない。
 永井をトップに入れて、4-4-2の布陣。というけれど、FCソウル戦でも同じメンバーで4-3-3。藤本がトップ下で機能しなかったので、このゲームでは左SHをベースに小川とポジションチェンジをしていた。この方が藤本も落ち着く感じ。
 3分、金崎のサイドチェンジからチャンスをつかむ。永井が戻して隼磨がクロス。ケネディが落として小川がシュート。バーに弾かれたが惜しかった。しかしグランパスも落ち着かない。6分、アルアインの若き司令塔オマルが左にはたき、SBサレムのクロスがゴール前に入ってくる。グランパスも直後に金崎のクロスをケネディが競る。13分にはUAE代表のアルウェハイビ、21分にはルーマニア人FWのバデアからミドルシュートが飛んでくる。
 アルアインが序盤から積極的に攻めてくるのに対して、グランパスはどこか受身。消極的でミスも多い。アルアイン側にラストパスの精度がなく救われる。25分には阿部の縦パスを永井がヘディングシュート。体勢が悪くふわっと浮いて、GKにかろうじてクリアされる。
 27分にはオマルのスルーパスにアルウェハイビがシュート。これはGK楢崎がセーブ。その直後、藤本のサイドチェンジのパスをケネディが受けて、DFをかわしつつスルーパス。これに金崎が走りこみ、GKをかわしてシュート。なかなかペースをつかめなかったグランパスが先制点を挙げた。
 その後もグランパスの守備は不安定。28分にはバデアのドリブルからオマルのスルーパスにアルウェハイビがクロス。左サイドでブラジル人ストライカーのエリアスがフリー。シュートは大きく枠を外して胸をなでおろす。
 しかしその後もグランパスが守備に回る。29分エリアスがミドルシュート。33分のムサレム(CB)のシュートも危なかった。39分にはオマルからアルウェハイビのクロスにエリアスがシュート。エリアスがことごとく外して救われる。
 ようやくロスタイムの2分、阿部のクロスにケネディがDFを引っ張ったところを金崎が前に走りこみ、ヘディングシュート。何とグランパスが追加点を挙げた。
 2点差となったアルアインは後半頭からバデアに代えてアルアバビを投入。5分、ケネディのスルーパスに金崎が走りこみシュート。ハットトリックかと思ったが、アルアインのGKラベーが好セーブ。直後、アルアインもカウンターから代わったばかりのアルアバビがシュート。楢崎も好セーブを見せる。14分にもオマルが落としたところをボランチのブラヒマ・ケイタがミドルシュート。楢崎がナイスセーブを見せる。
 このあたりからようやくグランパスがペースをつかんでくる。15分、ケネディが右にはたき、隼磨のクロスに永井がボレーシュート。やや浮いて惜しかった。そして16分、藤本のCKをDFがクリア。ファーサイドに飛んだボールを増川が戻すと、アルアインボランチ、ブラヒマ・ケイタがオウンゴールグランパス3点目をゲット。
 ここからは完全にグランパス・ペース。27分、藤本のスルーパスに小川が走りこみ、シュート。28分、永井のドリブルからクロスに藤本がヘディングシュート。そして32分、藤本がドリブルで前進したところを倒されファール。自ら蹴ったFKはきれいな弧を描いてゴール左隅に落ちていった。4点目。
 グランパスは37分、磯村と新人の吉田を投入。その後も攻め続け、ロスタイムには藤本のクロス、ケネディポストプレーから磯村がシュートを打つ場面も見られた。二人とも身体も大きく戦力になることを期待したい。
 ようやくグランパスACLで勝利した。これで勝点4。杭州緑城に並んだ。次のゲームは19日、アウェイのFCソウル戦。勝てばグループ首位に並ぶ。最低でも引き分けて次の杭州緑城戦で雪辱を果たしたい。がんばれ、グランパス