とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ラリーガ第15節 ソシエダvs.オサスナ

 日本時間の元日に開催されたブライトン対アーセナルのゲームを観ようとDAZNを開いたら、プレミアリーグがない。2022-23シーズンからプレミアリーグDAZNではなく、ABEMAが放映権を取得した。W杯も何試合かABEMAで観たから大丈夫と思い、ABEMAにアクセスしたら、ハイライトしか観ることができない。生中継や再放送なら観ることもできるが、そう都合よく視聴時間を作れるわけもない。あきらめて、ラリーガを観戦することにした。久保が出場したゲーム。

 ソシエダはここまで3位。バルサとレアルとは9ポイントの勝ち点差がついて、3位以下は団子状態とは言え、3位とはすばらしい。対戦相手は7位のオサスナ。だがその勝ち点差はわずか3。負ければ順位が逆転する。ソシエダの布陣は4-1-3-2。スルロットとショーの2トップに、ブライス・メンデスがトップ下。久保は右SH、左SHにはダビド・シルバ。アンカーはスピメンディ。DFは右SBエルストンドに左SBディエゴ・リコ。ルノルマンとスベルディアのCBに、GKはレミーロ。ダビド・シルバがチームメイトなんだ。ちなみにショーが左WGに位置することも多く、その時は久保が右WG。ブライス・メンデスとダビド・シルバがIHに並ぶ。

 対するオサスナは3-4-1-2。アイマールとチミーアビラの2とおプに、トップ下にモンカヨラ。モイ・ゴメスとルーカス・トロのダブルボランチに、右WBルベン・ペーニャ、左WBマヌ・サンチェス。CBは右からウナイ・ガルシア、ダビ・ガルシア、フアン・クルス。GKはアイトール・フェルナンデス。

 序盤はお互い攻め合い、守り合う膠着した状態。12分、FWショーからのパスを左SHダビド・シルバが左縦に入れると、SH久保が抜け出して、クロスにFWスルロットがシュート。だが久保の位置がオフサイド。その後もお互いなかなか攻めきれない状況が続いたが、22分、右サイドでのスローインから右SH久保のパスをOHブライス・メンデスが落とし、久保がスルーパスブライス・メンデスが抜け出して、切り返してCBフアン・クルスを滑らせ、シュート。ソシエダが先制点を挙げた。

 オサスナは25分、OHモンカヨラがドリブルで運び、左に流して、左WBマヌ・サンチェスのクロスにFWチミーアビラがヘディングシュート。しかしGKレミーロがしっかりキャッチした。ソシエダも28分、右SH久保がドリブルで運び、中へのパスをOHブライス・メンデスが落として、左SHダビド・ルイスミドルシュート。DFがブロックする。オサスナは44分、CHモイ・ゴメスの縦パスからFWチミーアビラがミドルシュート。続くモイ・ゴメスのCKのクリアを右WBルベン・ペーニャがミドルシュート。だが枠を捉えられない。前半はこのままソシエダの1点リードで折り返した。

 後半も9分、左SHダビド・シルバのパスを受けた右SH久保がヒールで落とすと、FWショーがシュート。オサスナも10分、OHモンカヨラがミドルシュートを放つが、GKレミーロがセーブする。ソシエダは13分、OHブライス・メンデスのFKはバーの上を越えた。するとその直後、オサスナはFWアイマールを下げて、キケ・ガルシアを投入する。しかし14分、OHブライス・メンデスがミドルシュート。15分にはFWショーがミドルシュートソシエダの方が優勢だ。17分にはCHスピメンディのパスから右SH久保がカットインしてミドルシュート。ポスト左に外れた。さらに19分、FWスルロットから右に流し、右SH久保がクロス。スルロットとダビド・シルバがゴール前に詰めるが、手前でGKアイトール・フェルナンデスがキャッチした。そしてその直後、左SHダビド・シルバの落としをOHブライス・メンデスがスルーパス。FWスルロットが抜け出して、GKの上を越えるループシュートソシエダが追加点を挙げた。2-0。

 21分、オサスナはルーカス・トロとウナイ・ガルシアを下げて、OHブラシャナツと右SHルベン・ガルシア。布陣は4-2-3-1か。チミーアビラが左SHに出て、モンカヨラがボランチに下がる。するとそこからオサスナが必死に反撃。ソシエダは30分、ショーに代えてロベルト・ナバーロを投入。ナバーロははっきりと左WG。4-3-3の布陣を取る。直後の30分、オサスナはCBダビ・ガルシアのスルーパスに右SBルベン・ペーニャが走り込み、クロスにOHブラシャナツがヘディングシュート。こぼれ球に左SHチミーアビラがシュート体勢で走り寄るが、右WG久保が先にボールに触ってクリアした。

 33分にはチミーアビラとフアン・クロスを下げて、右WGキケ・バルハ、左WGにアブデ。布陣は3-5-2か。キケ・ガルシアとブラシャナツの2トップに、ルベン・ガルシア、モイ・ゴメス、マヌ・サンチェスが中盤で並び、モンカヨラがCBに下がり、ルベン・ペーニャとダビ・ガルシアと3バック。一方、ソシエダも35分、ブライス・メンデス、ダビド・シルバ、久保を下げて、CHイジャラメンディ、右WBゴロサベル、右WGマルティン。布陣は3-4-3。ディエゴ・リコを左WBに上げる。36分、左WGナバーロの仕掛けからクロスにCFスルロットがシュートするも枠は捉えられない。その後はオサスナが攻めるが、決定機は作れない。42分にはスルロットを下げて、ケガから復帰したオヤルサバルを投入。サポーターの大声援の中、ゲームは終わった。2-0。

 ソシエダが勝利し、これで3位を確保。久保のクラブでのプレーはこれまで1~2回位しか観たことはなかったが、ソシエダでのプレーが一番チームになじんでいる。ダビド・シルバの存在も大きい。ブライス・メンデス、スピメンディとの関係もいい。プレミアリーグが観られないのなら、これからはラリーガやリーグアンを観ることにしようか。久保のプレーぶりを見ると、それもまた楽しいように思われる。