とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

twitterをやらない理由

 先日「きっこの日記」で、twitterF1ドライバー情報の収集のみに利用し、自ら「つぶやき」を投稿することはしない旨の宣言をしていた。その後も、twitterに関する書き込みをいくつかのブログで見かける。鳩山首相も始めたという位だから、国民的にその存在がかなり広まったと思っていいのだろうか。
 もっとも私の回りでtwitterをやっていると聞いた人は一人しかいないし、忙しい中年男性にとってはまだまだ遠いネット・ツールだという気がする。
 パソコンが市民権を得始めた90年代の終わり頃、パソコンを買おうかと迷っている人に対して私は、「大して役に立たないから、止めた方がよい」とアドバイスしていた。これだけインターネットやメールが広まっても、日常的に家庭でインターネットに接続し、ネットサーフィンをしている人はけっして多くないと思っている。
 もちろん、メールチェックや調べ物として利用したり、ネット・オークションやネット通販で利用している人はいるだろうが、必要な時に使う道具であって、ヒマがあればネットに向かうという人は、テレビに向かう人にくらべてどちらが多いだろうか。
 もちろんこれは日常的に忙しい中年男性の話であって、若い世代は違うかもしれない。私の回りの人と雑談をかわした印象である。それほど特殊な企業に勤めているつもりはない。
 そんな状況で、twittreって何の役に立つのだろうと考える。人と人とのつながり。特定の人物に関する情報収集。アイデアの集積・発展。
 twitterのサイトに行って登録寸前まで行ったのは、もう2年も前のこと。その後もtwittreの発展・普及は注目していたし、最近の爆発的な広がりも承知しているけれど、どうしても最後の一線を越えて登録をする気が起こらない。その理由を考えてみた。
 一つは、役に立つとは思えないこと。見知らぬ人との出会いを求めてもいないし、情報収集したい人物もいない。まとまったアイデアや意見の公開・交流はブログの方が的確に伝わる。twitterで心を癒すことには抵抗がある。
 二つ目は費用がかかると思われること。パソコンだけでやるなら余計な費用はいらないが、ただでさえパソコンに向かっている時間が長く、家族から苦情もあるし、登録してあるRSSを見て回るだけで十分時間がかかる。携帯でつぶやくのがいいのだろうが、携帯は今のところ家族間のメールと電話が主なので、1,000円以下のコースにしか入っていない。パケホーダイに入ると追加出費が4,000円強。とてもそこまでの効果、便益があるとは思えない。
 考えてみれば、mixiも3年ほど前にようやく入ったが、1年ほどで見切って、最近は友人が時々書き込む日記を見る程度だ。さまざまなネットツールも必要とする人しない人、それぞれ。twitterもそんなサービスの一つとして、当面は動向を遠巻きにウォッチしていこうと思う。鳩山首相も止めた方がいいんじゃない?