とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

3日目は波乱なくオランダ、ブラジル完勝

 ブラジル・チリ戦はそのうち暇ができたら観るとして、まずは昨夜のオランダvsスロバキア戦。2-1とオランダが完勝したが、スロバキアの踏ん張りに意外に苦戦したという印象。
 2分、ワイスからのパスにイェンドリシェクがシュートを放つと、6分にもハムシクミドルシュートナポリで活躍するというハムシクは、このゲームでは中盤下がり目に控えて、スロバキアのサッカーを攻守ともにリードする。高い守備意識でオランダのパスをカットし、終始スロバキアが主導権を握る展開。
 オランダは7分、カイトのクロスにファンペルシーのヘッド。11分にはファンペルシーのパスにスナイデルがシュートとカウンター気味に攻めるが、なかなかスロバキアの守備に穴が空かない。
 と18分、オランダが押し込まれた展開からスナイデルが前線へ大きくロングパス。これにロッベンが走り込み、切り返しからシュートを決める。一瞬の出来事。あそこまで低い位置から1本のパスで攻守逆転、先制点を演出するスナイデルの視野の広さ、ロングパスの正確さに感服。
 しかしその後はまたボールを回して押し込むスロバキア・ペース。オランダも守備を固め、単調な戦いが続く。会場ではウェーブが起きてスペタクルを要求し、妻も「つまらない、寝る」と布団に向かう。41分、ファンペルシーの突破からシュートの場面があったが、僕も眠くなって前半でリタイア。
 後半は翌朝。5分、ロッベンがドリブルから切り返しをシュート。6分にも同じようなシーンからクロスをファンボメルがシュート。しかしオランダの攻勢もここまで。またスロバキア・ペースの単調なゲーム展開に戻る。
 22分、ビッテクからハムシクとつないでストフがドリブル、ロッベン張りの切り返しからシュート。GKステケレンブルフのナイスセーブ。その直後にもビッテクがシュートを浴びせる。33分にはボランチのクツカからスルーパスが入り、ビッテクがシュート。惜しくも枠を外れていった。攻めども攻めどもゴールが遠いスロバキア
 と39分、中盤で倒したファールの判定にスクルデルが猛然と抗議。これで戻りが遅れたところを早いパスからカイトが深く攻め入ってクロス。これをスナイデルが決めて2-0と突き放した。スロバキア痛恨の失点。ロスタイムにヤクブクの飛び込みをGKが倒してもらったPKをビッテクが決めて1点を返したが、万事休す。
 オランダの掌の中とはいえ、スロバキアがゲームの大半は主導権を握っていただけに、一瞬の隙を突かれての2失点は悔しい。しかしそれが常勝国の強さ。オランダはやはり強い。が、攻めきれない隙もありそう。ブラジルも意外に隙があるだけに点の取り合いの好ゲームになるかもしれない。次の戦いが楽しみだ。