とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ボルトン、苦手フラムに完敗。宮市も前半だけで交代。

 下位チーム相手にこのところ3連勝、降格圏内を脱したボルトンだったが、対フラム戦はここ数年で1勝5敗5引分けと苦手にしている。ヌゴグをトップに右に宮市、左にペトロフといつもの攻撃陣で臨んだが、課題は左SBアロンソ。前節はアロンソのゴールで勝ち越したボルトンだったが、このゲームではその左サイドが崩壊した。
 7分、宮市が仕掛ける。14分にはカウンターからマイク・デービスが前進、プラットニーから右にヌゴグが流れ、クロスを宮市がシュート。だがうまく当たらずふかしてしまう。19分にはフラムの右SHダフがミドルシュート。アウェイながらフラムがボールを持ってパスを回すが、ボルトンは持たせつつ要所でプレス。フラムのチャンスも少ない。
 24分にも宮市が中にドリブルして仕掛けるが、後が続かない。フラムの左SBリーセとボランチのデンベレやディアラが宮市をよくケアして、思い切った突破ができない。膠着状態で進んだ30分、ディアラのドリブル中央突破をヌゴグが倒して得たFKからデンプシーがきれいにゴールネットを揺する。フラムが先制。
 ボルトンも37分、リームの縦パスからヌゴグがミドルシュート。40分、ペトロフのクロスに宮市が待ち構えるが、DFに当たって届かない。さらにレオ・コーカーのシュートとボルトンが反撃するが、崩すまでいかない。
 このまま前半は終わるかと思った45分、デンベレのスルーパスに右SHダフがアロンソをかわしてクロス。デンプシーがきれいに合わせて追加点を入れた。前半終了の笛とともにスタジアム全体から厳しいブーイング。ボルトンに攻め手がない。
 前半だけで2点リードされたボルトンは後半最初からプラットニーと宮市に代えて、ケビン・デービスとイーグルスを投入。宮市は悪くはなかったが、チャンスを作れなかったことも事実。だがなぜ左SBのアロンソではなかったんだろう。プラットニーよりもヌゴグを交代させるべきではなかったか。
 後半も序盤はボルトンが攻めていく。2分、イーグルスのFK。4分、K.イーグルスのスルーパスイーグルスが抜け出しクロス。だがヌゴグに届かない。9分、K.デービスの落としからペトロフミドルシュート。12分、再びK.デービスからイーグルスのクロス。今度はDFがクリア。
 フラムは右SHダフが元気だ。13分、アロンソを振り切ってダフがシュート。ここはGKボグダンがナイスセーブ。14分、ヌゴグがドリブルで抜け出すが、左SBリーセが追い付いて、ナイスブロック。
15分にはデンプシーが左SHカサンクリクとのワンツーで抜け出し、アロンソを振り切ってシュート。
 ここで早くもボルトンはヌゴグに代えてクラスニッチを投入。しかしクラスニッチもこの後、ほとんどボールに触ることはなかった。17分、デンプシーのスルーパスにダフが抜け出し、ドリブルからシュート。GKボグダンがナイスセーブ。いつしかフラム・ペースになっている。
 すると35分、デンプシーから左に流し、リーセのクロスにディアラが走り込み、シュート。フラムが3点目とダメ押し点を入れた。その後は38分、ペトロフのクロスからイーグルスのシュートなど、チャンスもあったが、決めることができず、逆にフラムがワンタッチでパスをつないで、ボルトンはなかなかマイボールにできない。そしてタイムアップ。相性というのは恐ろしいもの。ボルトンはフラムの前に完全に沈黙。3-0で完敗した。
 宮市は前半、攻撃をするシーンも見られたが、次節に備えてか早々と交代。ちなみに次節ニューカッスル戦も敗れた。宮市はベンチスタートで後半79分から途中出場。うーん、あまり見たくない気がする。