とんま天狗は雲の上

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第3節、リバプール対アーセナル。リバプールがゴール前に迫るも、ストライカーがいない。アーセナル、今シーズン初得点。未だ無失点。

 プレミアリーグ第3節。リバプールアーセナルは未だ勝利のないチーム同士。特にアーセナルは2ゲーム連続スコアレスドロー。対するリバプールは前節マンCに引分けながら、不運な2失点で追い付かれた。BS解説の永井洋一さんも前半はリバプール贔屓だったが、結果はアーセナルの2-0。リバプールには何かが足りない。
 序盤はリバプールが強く速い攻めを繰り出していく。5分、右SHボリーニミドルシュート。10分にもスアレスのスルーパスボリーニがシュート。アーセナルも11分、オクスレード・チェンバレンのクロスから中央の混戦の中でジルーが落とし、カソルラがシュート。逆にリバプールは左SBホセ・エンリケアーリークロススアレスがヘディングシュート。遠目から長いパスで速い攻撃。だが、正確性に欠ける。
 先制をしたのはアーセナル。しかもリバプール張りの速いカウンター攻撃。アーセナルのゴール前、ジェラードからスアレスへのパスをフェルメーレンがカットすると、ポドルスキーがドリブルで前進カソルラとのワンツーで抜け出しシュート。あっという間に先制点を挙げた。
 リバプールの速い攻撃はスアレス頼み。かといってパスを回した攻撃は弱冠17歳のスターリング頼み。38分、ジェラードからボールを受けたスターリングが左に持ち出し反転からシュート。ポストを叩く。しかしジェラードが不調。ミスが多い。ボランチのアレンががんばっているが、同じく新戦力のシャヒンはほとんどボールに触るシーンも少なく、ゲームを通じて消えていた。
 アーセナルは41分にもカウンターからディアビが持ち上がり、スルーパスにジルーがシュート。攻撃陣が次第に噛み合ってきたようだ。
 後半8分、ジルー、カソルラとつなぎ、ポドルスキーのスルーパスに左SBギグスが走り込んでシュート。GKレイナがナイスセーブ。リバプールは9分、シャヒンが持ち上がるが、シュートを打てずチェンスをつぶす。13分、ダウニングがヒールで落とし、スアレスがシュート。GKマンノーネがセーブ。スアレスPA内で何度も倒れるが、ほとんど取ってもらえない。演技しすぎで見切られている。
 アーセナルは16分、右SBジェンキンソンがミドルシュート。GKレイナ、ナイスセーブ。21分、ポドルスキーの落としからカソルラがシュート。そして23分、カソルラがゴール前から斜めの動きでポドルスキーとのワンツーを受けて切れ込みシュート。ダイナミックな動きで追加点を奪う。リバプールDF陣はこの動きに全く付いていけず。
 リバプールは22分、シャヒンに代えてシェルビーを投入すると、ようやく思い切った攻撃が見られるようになる。41分、シェルビーがジェラードとのワンツーからシュート。GKマンノーネが弾いたところにスアレスとジェラードが詰めるが、間一髪フェルメーレンがクリア。43分、ダウニングからジェラードのスルーパススアレスが抜け出しループシュートを放つが、わずかにバーの上。45分、シェルビーのミドルシュートもGKマンノーネがファインセーブした。
 結局ゲームはこのまま終わり、2-0でアーセナルの勝利。リバプールは序盤こそ調子良さそうに見えたが、決定力不足でノーゴール。ストライカーがスアレスしかいないのが問題。逆にアーセナルカソルラポドルスキーの連携が取れてきた。これでジルーにゴールが生まれればひとまず一安心か。昨シーズンのファンペルシー頼みよりはかなりまとまっていると思う。これからが楽しみだ。