とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

フランクフルトもよくがんばってはいたが、終わってみればバイエルンが余裕で勝利。

 開幕戦はメルヘングラッドバッハ相手に余裕で3-1と勝利したバイエルン。対するフランクフルトは昇格組のヘルタ・ベルリン相手に1-6の大敗。このゲームでは乾を先発で起用した。
 開始4分、左SH乾が左サイドから強烈なミドルシュート。GKノイアーが好セーブ。だがその後はバイエルンがサイドを突破してチャンスを掴んでいく。8分、左SHリベリーのスルーパスに左SBアラバが上がってクロス。CFマンジュキッチが飛び込むが、その前でGKトラップがキャッチ。9分にもリベリーから左に展開。アラバのクロスにCHクロースがヘディングシュート。ポストを叩く。
 そして13分、フランクフルトの左SBオチプカがドリブルで前進。クロスパスをCHシュバインシュタイガーがカット。右SBラームが受けて右に展開。右SHミュラーのクロスに中央でCFマンジュキッチがボレーを叩き込む。バイエルン・ミュンヘン、先制!
 その後もバイエルンが前からプレスをかけていく。フランクフルトも23分、右SHアイクナーのクロスにFWマイアーがヘディングシュート。GKノイアーがセーブ。25分には乾のトラップが長くなったところを拾われ、最後はリベリーがシュートを放つ。厳しいプレスで奪えば、あっという間にゴール前。バイエルンが圧倒的なポゼッションで攻めていく。特にフランクフルトの右SBシュレックが左SHリベリーに悉く負ける。そして33分、リベリーの突破をまたもシュレックPA直前で倒してしまう。CHクロースの蹴ったFKにCBダンテがワントラップから強烈なシュート。GKトラップがスーパーセーブ。
 フランクフルトは41分、カウンターから右SBシュレックがドリブルで持ち上がり、スルーパスにうまく乾が抜け出すが、ややパスが弱い。スピードに乗る前に外に押し出され、シュートはDFがクリア。そこからのCKを乾が蹴ると、FWフルムがヘッドで折り返してFWマイアーが押し込むがオフサイドの判定。絶好のチャンスを逃した。
 後半に入るとフランクフルトががんばりを見せる。バイエルンは無理をしない守り。19分、FWマイアーのポストプレーから乾がドリブルで抜け出すが、ゴールに迫ったところでクリアされた。
 バイエルンは20分、グアルディオラ監督がバルセロナから連れてきた新星、アルカンタラをシャキリに代えてCHに投入。まるでバルセロナのようにボールを受けに寄せてはスムーズにパスを捌いていく。フランクフルトはホームの声援を受けて反攻攻勢をかける。28分、CHシュペグラーのFKのはね返りを乾がミドルシュート。だが29分、ミュラーに代えてロッベンを投入すると、またバイエルンが優勢となってくる。
 30分、右SHロッベンのクロスにCHシュバインシュタイガーミドルシュート。GKトラップがナイスセーブ。フランクフルトは33分、シュペグラーと乾に代えてCHチェロッツィとFWラキッチを投入する。34分、右SBシュレックのクロスのこぼれをチェロッツィがシュート。44分、CHアルカンタラのスルーパスにSHリベリーが抜け出し、クロスにCHシュバインシュタイガーがシュート。またもGKトラップがナイスセーブ。
 フランクフルトは終了間際になってチャンスを重ねる。44分、左SBオチプカがカウンターでドリブル。縦パスに抜け出したFWラキッチがシュート。だがCBダンテがクリア。アディショナルタイム2分、FWマイアーがドリブルからシュート。GKノイアーがセーブ。3分、オチプカのFKも外れてバイエルンが1点を守り切った。1-0でバイエルンの勝利。
 先制したバイエルンが後半のフランクフルト必死の攻勢をしのぎ切って余裕の勝利。アルカンタラが出場してバイエルンのサッカーにグアルディラ色が見えたような気がした。今後が楽しみだ。フランクフルトは連敗だが後半の積極的な攻勢を次節につなげたい。乾には冷静で積極的な今の姿勢を貫いてほしい。アウェイゲームが続くが、気持ちが切れることなくがんばることが成績につながる。この調子でがんばりたい。