とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

岡崎、ブンデスリーガ日本人最高得点の14点目を決めたニュルンベルク戦。清武は奮闘するもチームが動かず。

 ブンデスリーガ第32節、マインツニュルンベルクのゲーム。岡崎が香川を抜くブンデスリーガ日本人最高得点を決めたということでゴールシーンはダイジェストでも観たが、久し振りに清武の状態も観てみたいと90分フルで観戦した。
 序盤から岡崎のチェイシングがいい。7分にはCBからのフィードに岡崎が抜け出す動き。21分、OHマッリからのスルーパスにも岡崎の動き出しがすばらしい。いち早く斜めに走り込み、DFの前を取るが、わずかに届かなかった。一方の清武はトップ下に入り、ニュルンベルクの攻撃をリードするが、ドロミッチとマクの2トップがマークされ、動きも少なくFWがボールに触る場面がほとんど見られない。ニュルンベルクの問題と言うよりもやはりマインツの動きがいいのだと思う。
 そして30分、中盤遠目からのCHガイスのFKに背の高い選手たちが飛んだ後ろでしっかりとCF岡崎が合わせてヘディングシュートを決めた。よくあの位置でボールが見えた。それだけ岡崎が絶好調ということだろう。
 34分にはニュルンベルクのクリアをCF岡崎がよく追いかける。そして44分、岡崎の落としからCHが左に展開。左SHシュポモティングが走り込んで得たCKから右SHモリッツがミドルシュートを叩き込んだ。ゴールシーンに岡崎が絡んだわけではないが、CKの始まりは岡崎の落としから始まった。きちんと下がってきちんと落とす。やはり調子の良さがよくわかる。
 後半に入っても岡崎の動きは衰えない。よく走ってチェイシング、ポストをこなし、ゴール前に走り込む。そのタイミングが絶妙。OHマッリとのコンビもいい。一方、清武は6分、クロスをOH清武が落としCHシュタルクがミドルシュート。後半はニュルンベルクもCHが前に飛び出し、チャンスを作るが、ゴールは遠い。21分にはショートCKからの戻しを清武が直接ゴールを狙うが、わずかにバーの上に外れる。
 29分にはFWドロミッチの落としをOH清武がシュート。だがワントラップするうちにDFに詰められてブロックされる。クロスからFWコラックの落としで得た36分のチェンスには、OH清武がシュートを狙わず味方にパス。しかしこれがうまく合わず、シュートも打てない。ニュルンベルクはチグハグ感が目立つ。38分、左SBブラッテンハルクのクロスにFWドロミッチがヘディングシュートしたのがニュルンベルク最大のチャンスだったが、GKカリウスがセーブ。最後までチグハグなまま。ニュルンベルクが5連敗を喫し、降格圏内がほぼ確定。後は何とか入替戦のある16位を狙うしかなくなった。
 さすがの岡崎も後半終盤は動きが衰え、後半45分に交代した時には足を引きずっていたが、調子の良さはよくわかった。この調子を6月まで持ち越して、W杯で大活躍してほしい。DFとの駆け引きなどいよいようまくなった印象。きっとやってくれると信じている。リーグもあと2ゲーム。さらにゴールを積み重ねてEL出場を確実にしたい。