とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第16節 チェルシー対ハル

 前節ニューカッスル相手に初めての敗戦を喫したチェルシー。今節の相手は18位ハルということで楽勝できるかなと思ったが、セスク・ファブレガスが累積で欠場。代わりにミルナーが入ったチームはやはり中盤の構成力で劣る。思った以上にハルに苦戦したという印象だ。一方のハルだが、けっこう知った名前の選手が多い。FWイエラビッチ、MFにリバーモアとハドルストン。右WBエルモハマディ。CBにはドーソンがいる。
 序盤、ハルが前から積極的にプレスをかけて、けっこう互角の展開。ところが7分、左サイドからOHオスカルのクロスにSHアザールが飛び込んで、ドンピシャのヘディングシュート。きれいに決まり、チェルシーが先制する。
 ハルは10分、CBドーソンが右腿裏を故障。早々にブルースに交代する。12分、左WBロバートソンのクロスのクリアをMFリバーモアがミドルシュート。21分には中盤でMFリバーモアがボールを奪い、FWイエラビッチが左に流して、FWアルコがシュートを放つ。
 チェルシー・ペースだがファブレガス不在でなかなか攻撃が形にならない。DFからのロングボールやカウンターで攻め込むことが多いが、ハルもしっかりと引くと、なかなか崩すことができない。一方のハルもチェルシーのプレスにパスが後ろの方にしか進まない。バックパスからGKマクレガーがロングフィード。その繰り返しでなかなか攻撃が形にならない。27分、SHアザールの縦パスに右SBイバノビッチが走り込み、クロスにディエゴ・コスタがボレーシュート。DFがブロック。ハルも35分、クロスにFWイエラビッチがヘディングシュート。しかし前半はその後どちらもゴールなし。退屈な展開のまま1-0で前半を終えた。
 後半に入っても同じような展開が続く。6分、MFリバーモアがFWアルコとのワンツーからミドルシュート。次第にハルがチェルシーのプレスをかいくぐって攻め始める。と思った15分。左SBフィリペルイスとルーズボールをスライディングで競り合ったCHハドルストンがフィリペルイスに遅れて、足を踏みつけてしまう。一発レッドカードの退場。これでゲームは決まった。
 その後もハルのプレスにボールをGKまで戻して場内のブーイングを浴びるシーンもあったが、23分、SHアザールが左サイドから右サイドでピッチをドリブルで横切り、右SBイバノビッチのパスを受けて中に戻ると、動き出したディエゴ・コスタに絶妙のスルーパス。コスタのシュートが決まってチェルシーが追加点を挙げた。
 その後は33分ドログバ、35分シュルレ、37分ラミレスを投入。やや攻撃も活性化するが、守備を固めるハルにこれ以上得点することはできなった。2-0でチェルシーが勝利した。
 これでチェルシーはホーム8連勝。ぱっとしないゲームだったが、着実に白星を積み重ねた。CLグループリーグも終わり、リーグ杯はあるものの、正月に向けてリーグに専念できる。今後も取りこぼすことなく勝ち点を積み重ねていきたい。ファブリガスが復帰すればサッカーの内容も十分元に戻るだろう。