とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

クラブワールドカップ開幕戦 サンフレッチェ対オークランドシティ

 J1王者サンフレッチェが今年日本で開催されたクラブワールドカップの開幕戦に登場した。相手はオセアニア王者のオークランドシティ。昨年は開幕戦から見事に3位決定戦まで勝ち上がった。今年も左SBに岩田の姿がある。サンフレッチェは優勝を決めたチャンピオンシップ決勝第2戦から大幅にメンバーを入れ替え、多くの若手を先発起用した。ワントップに皆川。野津田と浅野もシャドーで先発。ボランチには森崎和幸に代えて丸谷を起用した。右WBは柏。

 序盤はオークランドシティがパスを回して攻める。サンフレッチェもしっかり前からプレスをかけていく。6分、CH丸谷の縦パスから右WB柏のクロスにCF皆川が走り込むが、頭の上を越えていく。7分、右FW野津田のミドルシュートはGKスプーンリーがナイスセーブ。そして9分、CKから右FW野津田が強烈なミドルシュートを放つと、GKスプーンリーが弾いて、こぼれ球をCF皆川が押し込んだ。サンフレッチェ先制。

 しかしその直後に右FWがオークランドシティの左SB岩田と交錯して右膝を痛める。14分、そのまま柴崎に交代した。オークランドシティは15分、右CHアルバロがFK。壁に当てるがその後シュートを重ねる。しかしサンフレッチェのゴール前の守りは堅い。ことごとくDFがブロックしていく。そして27分には右FW柴崎が中盤でボールを奪い取り、ドリブルからスルーパス。CF皆川が抜け出すが、シュートはGKスプーンリーがセーブした。

 31分、左FW浅野の縦パスからCF皆川がミドルシュート。41分、CB塩谷の縦パスから右FW柴崎がポストに入り右に展開。右WB柏のクロスにCB塩谷がヘディングシュート。GKスプーンリーガキャッチする。オークランドシティも45分、右FWレアアラフィがセットプレーで上がっていたCBジョルジェビッチのポストで駆け上がりクロスを入れるが、CB塩谷がブロックした。前半は1-0、サンフレッチェのリードで折り返した。

 後半もオークランドシティがパスを回し、サンフレッチェが堅い守備からカウンターを狙う展開。2分、右WB柏のクロスにCF皆川と左FW浅野が走り込むが、DFがクリアした。そして今度は右FW柴崎が左SB岩田と交錯して左腿裏を痛める。8分、ドウグラスと交代。交代したドウグラスは12分、左FE浅野、CF皆川とワンツーを重ねてゴール前まで突進する。さすがドウグラス、前への推進力はほかの選手と違う。18分には右FWドウグラスから左FE浅野がミドルシュート。さらに20分、左FW浅野から右に展開し、右WB柏のクロスにCB水本がゴール前に待ち構える。DFがクリアした。

 しかしその直後、右SBキムデウクと交錯して右足首を痛めたWB清水が佐々木と交代する。負傷者の続出は痛い。それでも25分、右FWドウグラスのクロスにCB塩谷が走り込み、シュート。たぶんクロスだが、DFに当たってコースが代わり、ゴールに転がり込む。サンフレッチェ追加点。その後は33分、右WB柏のクロスに右FWドウグラスが高いヘディングシュート。GKスプーンリーガファインセーブ。38分、右FWドウグラスミドルシュート。やはりドウグラスの攻撃力は高い。オークランドシティも39分、左FWドフリースのミドルシュートアディショナルタイムには右SBホワイトのFKからCBジョルジェビッチがヘディングシュートを放つが枠に入らない。最後まで力の差を見せつけたサンフレッチェが堂々、準々決勝進出を決めた。

 思った以上に余裕の勝利。だが負傷交代が続いたのはやはり心配だ。次はアフリカ代表のコンゴのマゼンベ。どんなチームかわからないが、アフリカのチームとゲームができる機会はそうはない。ぜひサンフレッチェには次のゲームも突破してリバープレートとの対戦を実現してほしい。サンフレッチェのサッカーが世界に通じるところを見せてほしい。