とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

結局、痛みは神経痛だったのか?

 鍼治療をして快方に向かうかと思ったら、火曜日以降、また痛みがひどくなった。火曜日、水曜日とかなりの距離を歩く必要があり、そろりそろりと歩いたが、途中で何度も痛みが走り、立ち止まって耐えた。もっともかなりの距離と言ってもたかが300m位のことだが。
 片松葉にして歩くとどうしても肉離れをした右足を使わざるを得ず、ぞれがいつまでもよくならない原因かと思い、木曜日からまた両松葉杖にした。両松葉にすれば、急ぐときには左足だけをついてピョンピョンと歩くことができ便利。普段は片松葉に右側の杖は副える形にして、痛みが出ると両松葉で歩く。そんな感じでいれば何とか我慢しつつ生活できる。みんなにはまたぶり返したみたいだねと言われる。僕もそう思う。
 それで夜に足を見ると、右足がパンパンに腫れている。肉離れではなく、他に悪い病気にでもなったんじゃないだろうか。肉離れになってもうすぐ4週間。未だにこんなに痛く、また腫れているなんてどこかおかしい。そう思い、金曜日の夜、また整形外科に向かった。
 先生に訴えると、「血栓でもたまっているかもしれないなあ。MRIを撮らないとわからないけど。どうしますか?」と言われる。「MRIを撮るとどうなるんですか?」「原因がわかるだけで、治療は今と変わらないと思うけど」「ええっ、そうですか」・・・なんて会話を交わして、結局、しばらく様子を見て、来週、MRIの予約を取るかどうか決めることになった。「今日もリハビリをやっていってください」「はい」
 それでいつものリハビリコース。温め10分、電気治療10分、ブーツ型マッサージ。さすがにそれは先日の鍼の先生の話があったので、最弱の設定でやってもらった。そして最後に理学療法士の先生に治療をしてもらう。これまでのリハビリではほとんど軽く撫ぜるようなマッサージをするだけだったが、昨日のセラピストは違った。最初に大胆にふくらはぎをつかむと、思わず「あぅ、いたぃ」と声が出る。その後は足首や指先を中心に曲げたり伸ばしたりを繰り返す。「すごく固くなっています」と言いつつ、曲げ伸ばしを繰り返す。そうしてほぼ10分間の治療が終わる。「家でできるマッサージとかありますか」と聞くと「足の裏や脛の筋肉をほぐすといいですよ」と言われた。
 あまりに大胆な治療だったので大丈夫かなと松葉づえを使ってそろりそろりと歩いたが、しばらくして松葉杖なしで歩いてみた。意外に歩ける。両方の松葉杖を補助的に副えて、ゆっくりと歩き、電車・バスと乗り継いで家まで帰り着いた。意外に大丈夫だ。
 気を緩めると痛みが走ることもあるが、しばらくじっとしていると次第に治まってくる。足の裏や脛の筋肉をほぐし、足首を回してやる。意外に調子いい。結局、あの痛みは何だったのか。ふくらはぎ以外の筋肉に負担がかかり、新たに小さな肉離れを起こしているかと思っていたが、これは単なる神経痛だったかもしれない。
 今朝になって、やはり起き抜けは少し痛みが走る。それでもゆっくりとあまり体重をかけないように注意して歩いていると、次第に慣れてくる。これは行けるかもしれない。もっともまだまだ普通に歩けるわけじゃなく、左足もまだ一足分位しか前に出ないけど、痛みの正体が神経痛かと思えば気持ちがずっと楽になる。ただ昨日の治療のせいか、右足が全体的に重い。しばらくは自重しつつ調子を見ていこう。
 こうしたパソコンに向かっている分にはまったく違和感はない。今度こそこれで快方に向かうといいな。来週には退職者を送る会があり、私が残る者を代表してあいさつをすることになっている。「まだ松葉杖がないと独り立ちできません。」なんて言う必要があるかと思っていた。松葉杖も取れて「まだまだ不安ですが、がんばって独り立ちしていきます」と言えるだろうか。何とかそう言いたいのだが、調子に乗らず、慎重に足の強張りをほぐしていこう。