とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

1日1日が無事過ぎていけばいい。

 7月も終わった。6月は本当に悲惨だったが、そして7月の最初には衝撃的な事件もあったが、その後は何とか無事に過ぎている。昔、あるイベントを担当していた際に、開幕前は非常に忙しく、やり忘れたことはないかと気になったが、開幕してしまえば、多少のミスがあってもバタバタと対応しているうちに時間は過ぎて、そしてイベントは終わり、最後はみんなで楽しく打ち上げをやって終わった。その時に感じた教訓は、「イベントはかならず終わる。」
 「終わらない日はない」というのは誰が言っていた言葉だろうか。今思えば、数年前のパワハラで会社を辞めようかと思った時も、しばらくすると精神状態も落ち着いて、いつしかパワハラ氏が先に会社を辞め、今はただの記憶になっている。もちろん思い出したくない記憶だが。
 昨年は某課でやはりパワハラ系の上司がいて、担当者が部署を変えてほしいと訴えてきた。それを聞いたのは2月。4月にはその上司を異動させる予定だったため、「あと38日、がんばって」と言った。38日経つとどうなるのか? それは言わないことにしたが、今では彼も落ち着いて仕事をしている。
 先日、9月に予定している会議の段取りについて相談があった。資料はそれなりにできていたが、当日の出席者からどういう発言をしてもらい、どういう結論に導きたいのか、担当者の意図が見えなかったので、しっかりとシナリオを描いて会議を運営するよう指示をした。長期にわたるプロジェクトの立ち上げの会議で最初が肝心。だがそれ以上に、その会議が紛糾したり、あらぬ方向を向いてその後のプロジェクト進行に支障をきたすことが怖い。
 そのプロジェクトは私が退職する前には完了する予定のため、その成果に対してはそれなりに気を使う。まずは私が在職中は仕事が無事に回ってほしい。そして当面、会議開催中は揉めることなく終了してほしい。
 最近、時間的視野がすごく狭くなっている。昨年初めに紹介した「一年が短く感じるカレンダー」を今も愛用している。1日の会社勤めが終わると翌日に1マス青色で塗りつぶす。こうして昨日も1日無事に過ぎたと安心し、今日も1日無事に過ぎ去れと願う。退職まであと2年。いや既に4カ月が経過した。残り1年8か月。今年になってからそんなことばかり考えている。いつ死んでもいいとさえ思う。年をとるということはこういうことか。それとも私だけの感慨だろうか。