とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

寒い! でも寒さを吹き飛ばす、駅伝男女アベック優勝。

 寒い! このところ朝起きるとき、既に布団の中が冷え始めている。かと言って布団から出ればもっと寒い。しばし布団の中で葛藤の末、起き上がる。今朝は特に寒かった。朝、娘を駅まで送っていったが、クルマのエアコンに表示された外気温度は-5度だった。TVでは長崎や奄美大島での雪を放送していた。そしてその後で「東京でも」と言って「-0.5度です」と続ける。全然あったかいじゃん! わずかに氷点下を下回っただけで、そんなに騒ぐなんて恥ずかしくないか。いつものことながら、全国の地方人の反感を買う言動だった。

 この寒さは先週後半から。週末もあまり外に出る気にならず、土曜日は雪が舞い出したので午後から買い出し。戻ってきた頃には止んでいたが、ほとんど家に籠っていた。そして昨日も午前中に少し出かけたが、午後は掃除をしながら都道府県対抗駅伝を見ていた。地元の愛知県を応援していたが、観始めた時には8位グループ辺り。しばらくしてもう一度見たら2位を走っている。4区の高校生で首位に立ち、続く5区で後方を突き放す。そして最終ランナーは山本修平。彼は昨年まで早稲田で箱根駅伝を走っていたが、その時に表示される高校名「時習館」が自慢。わが母校。

 それで箱根駅伝の時も応援していたが、今年はトヨタ自動車に就職した。そして元日のニューイヤー駅伝でも最終ランナーを務め、見事ゴールテープを切って優勝した。大学は早稲田へ進学したが、就職は地元に帰りたいとトヨタ自動車に入ったと言う。トヨタ自動車駅伝部が本拠とするのが田原市。山本の地元、豊橋市の隣町だ。時習館豊橋市の市街地からやや南寄り。高校の前を走る国道249号をそのまま走れば、田原市を通って渥美半島を縦断する。いつも豊橋から伊良湖岬に延びる渥美半島を走っているのだろう。そう思うとうれしくなる。

 そして時習館高校出身の長距離ランナーと言えばもう一人、女子の鈴木亜由子選手だ。愛知県で毎冬に開催される市町村対抗駅伝に中学生の頃から出場し注目されていた。個人的には高校生になって時習館という表示を見て「進学校なのにすごい選手がいるな」と注目していた。そして国立名古屋大学に進学する。運動だけではない。見事、学問とスポーツを両立させている。

 それで一昨年から日本郵政グループに入社。女子長距離界では無名だが、鈴木選手を中心にこれから強くしていこうということだろう。年末の実業団女子駅伝ではイマイチの成績だったが、先週開催された都道府県対抗女子駅伝では見事最終区間で1分30秒差を逆転。愛知県を優勝に導いた。

 そして昨日の男子でも優勝。都道府県対抗駅伝は企業所在地での登録もできるため、どうしてこの選手がこの県で出場しているのと思うことも時々あるけれど、今年の愛知県は男女とも地元の中学校・高校出身者で固めた。その上での男女アベック優勝で、こんなうれしいことはない。これからも鈴木亜由子選手と山本修平選手の二人がいる限り、愛知県チームの活躍が期待される。

 二人とも時習館高校の出身。年齢も同じくらいではと思って調べてみたら、何と同い年。同学年。新聞によれば小学校時代から同じ陸上クラブに所属していたそうで、そんな二人が日本の陸上界をリードしているなんてすごい。二人の恋愛事情なんてブログ記事「鈴木亜由子がかわいい!彼氏や結婚について調査!出身中学は?:倫太郎の徒然なるままに」もあった。恋愛はともかくとして、二人の活躍が先週からの寒い寒~い愛知県を少しは暖めてくれたかな。