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とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

W杯アジア最終予選グループB 日本対UAE

 まさか敗れるとは思っていなかった。でもゲームを観ると、確かにレフリーのジャッジなど不運なところもあったが、準備をしっかりとしてきたUAEに対して、日本は準備不足。この結果もやむなしといったところか。最終予選初戦で負けて本選に出場した例はかつてないそうだが、これからしっかりと準備して戦っていけば何とかなるだろう。確かに最終予選は厳しいということ。海外組を多く抱える国はどこも同じような状況になりがち。たとえ予選敗退しても、そういうこともあり得ると今から心の予防線を張っておこう。

 ゲームは序盤から日本が攻めていくが、UAEもしっかりと守ってカウンターを仕掛けてくる。最初のシュートは5分、UAEの右SHオマン・アラドゥルラフマンの落としからCHイスマイルが放ったもの。しかし11分、日本は清武のFKから幸先よく先制する。右SH本田のヘディングシュート。15分には左SH清武のクロスを右SH本田がヘディングで落とし、CF岡崎が走り込むが、GKエイサがキャッチした。18分にも左SH清武の縦パスにCF岡崎が抜け出して放ったシュートはわずかにゴール左上隅に外れる。

 ここまでも日本のファールに対しては厳しい笛が吹かれていたが、20分、FWマブフートのドリブルを吉田が冷静に止めた、と思ったところがファールの判定。しかもイエローカード。手がかかっていたという判断か。そのFKをFWハリルに直接決められてしまう。同点。しかしその後も日本が積極的に攻めていく。

 26分、左SB酒井高徳のクロスに右SH本田がヘディングシュート。これはGKエイサがセーブするが、はね返りにOH香川が詰める。しかし身体には当てたもののうまく合わせられずにゴールを外した。33分、CH長谷部の縦パスからCF岡崎のシュートはDFがブロック。36分、OH香川とDFが交錯してこぼれたボールを左SH清武がうまく拾ってスルーパス。OH香川が抜け出してシュートを放つが、これもDFがブロック。続く清武のCKをGKがパンチングではね返したところをCH長谷部がミドルシュート。枠を外す。

 日本が攻めていくが、UAEの中央を固めた守備を崩しきれない。左SH清武はキレキレのプレーを見せていたが、週末にリーグ戦をフル出場した香川と岡崎の動きが物足りない。42分、CBアハマッドのフィードにFWマブフートが抜け出してあわやGKと一対一。シュートはGK西川が弾き出した。44分、右SH本田のクロスに右SB酒井宏樹がヘディングシュートを放つも、GKエイサがセーブ。結局前半は1-1で折り返した。

 後半4分、OH香川のクロスのこぼれをCH大島が見事なミドルシュート。しかしGKエイサがファインセーブで弾き出す。続くCKをCB吉田がニアで逸らすが、ファーに走り込んだCB森重に今一つ合わない。今日もゴールが遠いかと嫌な感じが漂う。すると9分、OHオマンがドリブルで持ち込んで、左SHハマディに渡ると、日本はCH大島、OH香川、右SB酒井宏樹で取り囲む。ところが縦に抜け出そうとしたハマディの足がわずかに大島にかかって倒れると、レフリーはPKを宣告。これをハリルが決めてUAEが1点をリードした。

 その後も日本が攻めていく。12分、OH香川から左に流して、左SB酒井高徳のクロスに左SH清武が走り込むが、逆足になってシュートが打てない。14分、右SH本田のクロスにCF岡崎がヘディングシュートを放つが、バーに弾かれる。ここで日本は左SH清武を宇佐美に交代する。個人的には香川と交代した方がよかったのではないかと思うが、清武も疲れが見えていただろうか。18分、右SH本田のクロスのこぼれをCH長谷部がミドルシュート。しかしこれもDFにブロックされる。

 21分、日本はCF岡崎に代えて浅野を投入。26分、右SH本田のスルーパスにCF浅野が走り込んで、戻しを左SH宇佐美がシュート。しかしこれもDFがブロック。30分、CH大島に代えて原口を投入。そして問題のシーン。32分、右SB酒井弘樹のクロスを体勢を崩しながら右SH本田がヘディングで折り返すと、CF浅野がボレーシュート。GKエイサが弾き出す。しかしゴール内ではないのか。本田が強く抗議するが、判定は覆らない。

 その後は33分、原口のミドルシュート。43分、OH香川のCKからCB吉田がヘディングシュート。44分、左SH宇佐美のミドルシュート。45分、CH原口のミドルシュートアディショナルタイムには左SH宇佐美のフィードにCF浅野が走り込んでシュートを打つが、GKエイサがセーブした。カウンターを狙うUAEに対して日本は危険を冒して攻めていったが、最後までUAEの守備は崩れない。結局このままタイムアップ。1-2でW杯最終予選初戦、痛恨の敗戦を喫した。

 審判が買収されていたなどと批判する声もあるようだが、私はそうは思わない。浅野も言っていたが、ちゃんとネットまで揺すればゴールは認められるはずで、GKが優れていたことは真摯に評価しなくてはいけない。そしてチーム全体としても勝利に向けてきちんと準備がされていた。その相手に対して寄せ集めでは勝てないということ。まさかタイ戦までも落とすとは考えたくもないが、今一度、謙虚な気持ちで最終予選に臨んでほしい。初戦から痺れる展開になってきた。それを愉しもうと思う。