とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第38節 トッテナム対レスター

 プレミアリーグ最終節。マンCは早々と優勝を決めて、CL出場圏の争いもトッテナムは前節で4位以上を決めた。あとは4位リバプールと5位チェルシーの争いだけど、まあリバプールは負けないだろう。それで、今季はあまり見ることのなかった岡崎のプレーでも観ようかと思ったけど、結局やっぱり最終節もケガでベンチ外。それでも5-4と壮絶な結果は観る価値があるかなと観戦を決めた。

 トッテナムはミッドウィークのゲームがあったため、サンチェスやアリをベンチに置いて、中盤はワニャマとシソコが先発。ケインをCFに左右SHにルーカスとラメラ。ゲーム直前、フェルトンゲンのケガで変更を余儀なくされたDF陣は、ダイアーとアルデルウェイレルトのCBに、右SBには若いウォーカーピータースが入った。対するレスターもケガ人が続出。FWはバーディーとイヘアナチョ。GKにはヤクポビッチが入った。

 開始4分、右SHマフレズのFKにFWバーディーがニアに走り込んでヘディングシュート。レスターが先制点を挙げる。しかし直後の7分、レスターの右SBシンプソンの縦パスを左SHルーカスがカットすると、こぼれ球をCFケインが拾って、ドリブルからシュート。すぐにトッテナムが同点に追い付いた。13分にはCBアルデルウェイレルトがミドルシュート。中盤がルーズに、派手な攻め合いが続く。そして16分、CHアドリアン・シウバからFWバーディーへのパスをカットしたこぼれ球を右SHマフレズがミドルシュート。レスターが勝ち越し点を挙げた。

 トッテナムも攻め返す。23分、OHエリクセンのCKにCBダイアーがニアに走り込んでヘディングシュート。GKヤクポビッチがナイスセーブ。レスターも26分、FWイヘアナチョのクロスをFWバーディーが落として、左SHグレイがシュート。GKロリスがファインセーブで弾き出す。30分には左SHグレイのCKからCBマグワイアがヘディングシュート。36分、FWバーディーがミドルシュートとレスターが攻めていく。トッテナムも41分、OHエリクセンのスルーパスにCHシソコが抜け出してシュートを放つが、CBマグワイアがブロックした。前半は序盤ゲームが動いたが、その後は両チーム守備の意識も高くなり、2-1。レスターのリードで折り返した。

 しかし後半に入ると急にゲームが動いた。後半2分、FWイヘアナチョがCHワニャマを振り切ってドリブルからシュート。3点目を挙げると、4分、今度はトッテナムが左SBローズのパスからSHラメラが落とし、CFケインが右に展開。右に回ったSHルーカスからさらに右SBウォーカーピータースに流して、クロスをラメラが押し込む。トッテナムがすぐに1点を返す。さらに8分、左SBローズのクロスを左SHルーカスが落とし、右SHラメラが仕掛けたこぼれ球が左SBフックスに当たってゴールに飛び込む。オウンゴールトッテナムが同点に追い付いた。レスターも11分、右SHマフレズのFKをCHイボーラがフリック。FWバーディーのクロスにCBマグワイアボレーシュート。しかし枠を捉えられない。すると15分、左SHルーカスから右に展開。左SHグレイに当たったボールはそのままいい感じで右サイドに流れ、右SBウォーカーピータースのクロスに右SHラメラがシュート。トッテナムがついに逆転ゴールを挙げた。

 レスターは11分、右SBチャウドリー。16分、左SHディアバテを投入。反撃。21分、右SHマフレズの戻しからFWイヘアナチョのミドルシュートは強烈だったが、GKロリスがファインセーブ。24分には右SHマフレズがミドルシュートを放つが、GKロリスがセーブした。そして28分、右SHマフレズのドリブルからスルーパスにFWバーディーが抜け出してシュート。4点目。レスターが同点に追い付いた。しかしまた直後の31分、CFケインが強烈なミドルシュートを決めて、再びトッテナムが突き放す。

 その後はトッテナムも29分にアリ。33分にはCBサンチェスを投入。3バックにして守備を固める。33分、FWイヘアナチョのシュート。アディショナルタイムにはFWバーディーのミドルシュートがあったが、ゴールはならず。そのまま守り切って、トッテナムが5-4で勝利した。

 これを壮絶と言っていいのか。お互い守備は甘く、攻め合ってのゴール合戦という感じ。2ゴールを挙げたケインだったが、サラーも1ゴールを挙げて、結局、得点王には追い付かなかった。でも30ゴールはすばらしい。最終節にふさわしい、サッカーの楽しさが満開といった感じのゲームだった。次はいよいよCL決勝だ。リバプールがレアル相手にどこまでやれるのか、どんな戦いを挑むのか。W杯の前に、まずはCL決勝を楽しみにしよう。