とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

2012-10-17から1日間の記事一覧

わたしたちが孤児だったころ

解説を書いた古川日出男は「何かが圧倒的に”自分の一部”なのだ。・・・つまりわたしたちも、孤児だった」と書く。実は私はこれを読みながら、「主人公は全く自分と違う、同一化できない」と感じた。多くの小説は、知らず知らず主人公を自分に重ね合わせて小…