とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパス、三都主、ブルゾで迷走 両サイドを生かした4バックに戻すべき

 Jリーグ第25節グランパスvsレイソル戦。始めは快調にスタートしたグランパスだったが、ボールはキープするも決定的な場面をあまり作れず、シュートチャンスはゴールにつながらず。3分の三都主からのクロスに玉田が追いつかなかったのは仕方ないとして、12分、今日初先発の福島の頑張りから奪ったボールがブルゾ、玉田と回り、再びブルゾがシュートするもゴールならず。
 そうこうするうち、15分、村上からのクロスを菅沼がシュート。24分にはブルゾのボールを奪った近藤から北島にナイスパスが出てシュートを打たれる・
 17位に甘んじるとはいうものの、ネルシーニョが監督に就任して以来、パク・ドンヒョク、近藤のCBに大谷、栗澤のボランチで守る守備陣は非常にコンパクトで厳しい。また攻撃でも、菅沼、ポポ、大津が走り回り、カウンター主体ながら非常に脅威。28分、玉田からのスルーパスケネディが狙うが、25分にはポポ、弾き返したところを菅沼と、レイソルも負けていない。
 そして38分、大谷から小林、ポポとつないで大津に渡ったボールを右に持ち出してシュート。三都主の軽い守備の足先を抜いて、広野の手を弾きボールはゴールに転がっていった。
 43分、小川からブルゾのポストを狙った福島のミドルもあったが、前半はこのまま終了。今日初先発の福島は悪くなかった。それよりも、攻撃では持ち過ぎ守備は軽い三都主、全然ボールに絡めずたまに触ればこねてミスしてしまうブルゾが問題。
 後半に入り、福島に代えて阿部を投入。三都主ボランチに回る。この方がまだ阿部からすっきりとクロスが上がり期待が持てる。だが15分、村上のお試しシュートがバヤリッツァの足に当たりゴールへ。この後のPKを取られたシーンと言い、この日のバヤリッツァには運がなかった。グランパスも26分に三都主からのFKを吉田がヘッドで決め、そこから猛攻をかけるが、レイソルの厳しい潰しにゴールが生まれない。44分、ケネディが倒されPKをゲット。玉田が入れるが時既に遅し。巻へのファールと合わせてPK2回というのはさすがにサッカーのルールにはなかった。
 ケネディが入って昨シーズンの攻撃を思い出したかと思ったグランパスだが、三都主とブルゾを入れてまたまた混迷が深まった。真ん中と左サイドでこねるので、小川のサイド攻撃が出てこない。結局、今シーズン前半のゲームに戻っている。3バックで両サイドが攻撃に専念できないフォーメーションを敷くよりも、4バックにして守備に強いボランチを置く昨年までの体制に戻すべき。そのためには三都主を阿部とマギヌンのバックアップとして使い、ブルゾは・・・中村と併用かな? 本当は今のままではいらないと言いたい。どうする、ストイコビッチ