とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

牙の取れたアルビレックスにゃんこでは、好調レイソルの敵にならず

 4勝1敗で首位を走るレイソル対今シーズン未だ負け知らず、5位のアルビレックスの対戦。しかしアルビレックスの好調を引っ張ってきたブルーノ・ロペスチョ・ヨンチョルがケガで欠場。ミシェウが孤軍奮闘するが、小暮では力不足。酒井宣に至ってはゲーム中ほとんどボールに触ることもできなかった。両牙が取れたトラならぬネコちゃんでは、レイソルの敵ではなかった。
 それでも前半は両チーム積極的に攻めていく。アルビレックスがブロックの外でパスをつないで隙を窺うと、レイソルショートカウンターから北嶋をポストに切れ込んでいく。しかし両チームとも中央が固くなかなかシュートすら打てない。
 先制点はレイソルの新外国人ジョルジ・ワグネルの個人技から。ワグネルがスローインでボールを入れると、レアンドロ・ドミンゲスのパスに大津がゴール前に飛び込む。これをGK東口がクリアすると、ワグネルが拾ってリフティングで三門をかわし、もう一度リフティングして小林もかわし、身体を反転させてコースを狙ったミドルシュート。見事ゴールを決める。
 アルビレックスは外でボールを回すばかりで、サイド攻撃もクロスが不正確で中で合わない。大谷、栗澤のボランチがよく効いている。40分、大津が2人に挟まれた中でヒールキックから反転して密集を抜け出しドリブルからクロス。北嶋のダイビングヘッドは枠を外す。アルビレックスも45分、小暮のクロスを本間が胸で落としミシェウがシュートを放つが、GK菅井の正面。前半、いやゲームを通じてチャンスらしいチャンスはこの場面だけだった。
 後半2分、レアンドロがゴール前で囲まれながらドリブル、大津に渡り、さらに密集を抜け出してシュート。しかしGK正面。6分にはFW田中の落としを北嶋がサイドチェンジの長いパスで左に振ってワグネルがシュート。GK東口がキャッチ。しかし16分、中盤深い位置のFKでワグネルが速い球筋のクロスを入れると、CB近藤がバックヘッドでゴールへ。レイソルが追加点を入れた。
 その後、レイソルは中盤でよくプレスをかけてアルビレックスに反撃を許さない。29分、大津からレアンドロがシュート。32分に北嶋に代えて工藤を入れると、パスが面白いように繋がり、アルビレックスを圧倒する。そして36分、右SB酒井のフィードに工藤が抜け出し、GKを抜くシュート。ダメ押しの3点目を入れた。アルビレックスDF、何故に遅れた?
 途中、あまりの退屈さに眠りかけた。レイソルのワグネル、大津にレアンドロの個人技は要注意だが、この日のアルビレックス相手に意外に苦戦したという印象。大丈夫、大丈夫。今のうち勝っておきなさい。そのうちグランパスも追いつくから。それまでせいぜいがんばって。