とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ドルトムントが自壊。前半途中から立て直しを図るも、挽回しきれず。内田@シャルケはよくやっていた。

 3位のシャルケ対4位のドルトムントの対戦。ドルトムントはリーグ2連覇中とは言え、香川らが抜けたことに加え、ゲッツェらが負傷欠場の緊急事態で、いまだ戦力が整わない。窮余の策が3-5-2。だがこれがなかなか機能しない。
 序盤からシャルケが押し気味。ドルトムントは自らのシステムを試運転しつつ確かめているという感じ。そんな調子の中で、3バックの左サイドを狙われる。14分、CHノイシュテッターのロングフィードに内田が走り込み、戻しのパスを右SHファルファンがクロス。CFフンテラールとDFが競ったこぼれ球をアフェライミドルシュート。きれいな攻撃でシャルケが先制する。
 しかしその後は両チームともなかなか攻め込めない。ドルトムントは3バックの連携に苦しむ。シャルケも先制して慎重な攻撃に終始。29分、FKからファルファンのクロスにフンテラールがヘディングシュート。枠を大きく外した。
 ドルトムントは前半30分過ぎくらいから4バックに布陣を変更。右WBにいたピシチャクを左SBに、中央のCBだったベンダーが右SB。グロスクロイツペリシッチが両SHに張り出す形として、少しずつペースを取り戻していく。37分、FWレバンドフスキーのスルーパスにトップ下ロイスが抜け出しシュート。だがGKウンナーシュタルがセーブした。
 前半終盤の勢いで後半に入ったドルトムントだったが、後半3分、シャルケ陣内へ攻め込んで中央に回したパスをCHヘーガーにカットされる。ホルトビーに預けると、一旦フンテラールに当てて、落としをスルーパス。ヘーガーがそのまま駆け上がってシュート。後半早々、カウンターからシャルケに追加点を献上してしまう。8分には左SBフックスのCKにCBヘベデスがニアでつぶれ、もう一人のCBマティプがシュート。
 ドルトムントの反撃は10分、ロイスのFKにレバンドフスキーがヘディングシュート。これが決まり1点を返す。
 ドルトムントはさらに7分シーバー、11分ビッテンコートと攻撃的選手を投入し、反撃を仕掛けるが、守備を固めるシャルケになかなか攻撃が機能しない。28分、シーバーの積極的なシュートはGKウンナーシュタルの正面。逆に26分、ノイシュテッターの縦パスをフンテラールが落としてアフェライがシュート。41分には途中交代のバルネッタのパスからフンテラールミドルシュートシャルケの方が攻撃の形がシンプルで効果がある。
 結局このままタイムアップ。2-1のまま、シャルケが逃げ切った。内田は後半からは無理せずもっぱら守備に気を使うプレー。抑えるところはしっかり抑え、安定したプレーで勝利に貢献した。シャルケは今週半ばにはCLでアーセナルと対戦。内田には引き続きしっかりとしたプレーを見せてほしい。勝つまでは期待しないけどね。