とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパス、ヴィッセル相手に3-1の快勝。ダニルソンをアンカーに4-1-4-1の布陣でやることがはっきりした印象。

 久し振りにグランパスのゲームを観る。ケネディ、玉田、小川といったベテラン勢が負傷欠場。レアンドロ・ドミンゲスも出場停止で若手主体で臨んだグランパスだったが、ダニルソンをアンカーに、田口と矢田が攻撃的MFとして並び、川又をワントップに永井と松田が左右に開く。松田のパフォーマンスに物足りなさを感じるものの、4-1-4-1の布陣はこのメンバーにフィットして、ようやくやることがはっきりした印象。先制されたが落ち着いて逆転し、ダメ押し点も挙げて逃げ切った。
 序盤は積極的に仕掛けてくるヴィッセルに対して不安定な守備。3分、GK楢崎に左SH枝村がチェックに迫り、パントキックを枝村に当ててヒヤッとする。そして10分、OH森岡がヒールで前に送ると、左SH枝村から左に展開、左SB相馬のクロスにCFマルキーニョスがヘディングシュート。序盤、あっさりと先制された。15分にはCHチョン・ウヨンのスルーパスに右SHペドロ・ジュニオールが抜け出すが、GK楢崎が飛び出しブロックした。
 グランパスも18分、カウンターからMF田口の縦パスを左SH長いが戻し、MF矢田がミドルシュート。ここから次第にグランパスがペースをつかんでくる。20分には左SH永井の大きなサイドチェンジに右SH松田がミドルシュート。GK山本が弾き出す。直後、田口のCKをCB闘莉王がヘッドで落とし、永井がボレーシュート。GK山本がナイスセーブを見せた。
 しかし21分、田口のCKにCF川又がニアに飛び込む。川又らしいヘディングシュートでゴール。グランパスが同点に追い付いた。その後もグランパス・ペース。31分、MF矢田のクロスにCF川又がヘディングシュート。これは枠を外す。
 ヴィッセルは33分、OH森岡から左に展開、左SB相馬のクロスにCFマルキーニョスがヘディングシュート。35分、OH森岡のアーリークロスにCFマルキーニョスがヘディングシュート。さらに37分、右SHペドロ・ジュニオールから右に展開、CFマルキーニョスのクロスにOH森岡がヘディングシュート。CB牟田がよく競って、枠を外した。
 前半終盤はヴィッセル・ペースだったが、アディショナルタイムに入ってグランパスがチャンスをつかむ。右SH松田から右に展開、MF田口のクロスに左SH永井がヘディングシュート。ふわっと上がってゴールに吸い込まれる。前半のうちにグランパスが勝ち越した。
 後半は一転、ヴィッセルが終始パスを回してチャンスを窺う。5分、右SHペドロ・ジュニオールのシュート。11分、CHシンプリシオのスルーパスにCFマルキーニョスがヘディングシュート。だが、グランパスは5人の中盤がしっかりと前からプレスをかけて、ヴィッセルに決定的なチャンスを与えない。常にプレッシャーをかけていく。そして12分、CHシンプリシオからOH森岡へのパスを左SH永井がカットすると、そのまま前へ。ドリブルでゴール前まで迫ると、大きな切り返しでCB二人を滑らせて、飛び出したGK山本の脇を抜くシュート。グランパスが3点目を挙げる。
 17分には左SH永井がゴールに向かって斜めにドリブル。縦パスを受けたCF川又が切り返してシュート。ポストを叩き、はね返される。21分には右SH松田に代えて田鍋を投入。中盤の守備を固める。30分にはCHシンプリシオにプレスをかけてMF田口がボールを奪い、スルーパスに永井が走り込む。わずかにGK山本の方が飛び出しが早く、セーブされたが、グランパスバイタルエリアでの守備がいい。そして永井と川又の飛び出しも速く、ショートカウンターに期待が持てる。
 ヴィッセルは31分、OH森岡に代えて石津。さらに35分には右SB高橋に代えて右SH小川を投入。2トップにして反撃。32分、OH石津が縦パスから枝村をポストにシュートを放つ。GK楢崎がナイスセーブ。37分、ペドロ・ジュニオールのシュートはCB牟田がナイススライディング。中盤のプレスがいいとDF陣の反応もいい。最後までよくふんばって守り切った。3-1、グランパスが勝利。
 久し振りに見るグランパスはよかった。最近好調の理由がよくわかった。再来週、ベガルタ戦は観戦の予定。それまでこの調子が続きますように。そして早く一桁順位まで進出してほしい。