とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アウェイのウズベキスタン戦はいつもこんな感じ 順当なドロー

 地デジを見慣れた目には、タシケントからのモヤモヤの画像はどこか既視感を覚える。NHKの中継が吉松アナウンサーで、いい間違いが多く、しゃべる選手の名前も信頼できない。背番号を見て選手名を確認する。
 立ち上がり、日本は積極的に攻めていった。しかし布陣は守備的。阿部と遠藤をダブルボランチに並べ、長谷部がトップ下に入る。7分、長谷部がミドルシュート。しかし直後、ウズベキスタンのSHカパゼのシュートがポストを叩く。日本の中盤バイタルエリアがぽっかり空いている。スローインの再開からルーズボールが行き交い、今野がヘッドでクリアしたところをジェパロフボレーシュート。何とウズベキスタンが先制する。
 ピッチ状態が悪く、日本はなかなかきれいにパスをつなげない。トラップしドリブルしてもボールが跳ねて扱いづらそう。13分、遠藤から駒野のクロスを岡崎が受けるが、シュートは打てない。14分、駒野のクロスを李がヘディングシュート。GKネステロフがナイスセーブ。逆に17分、左SBデニソフからのサイドチェンジのパスを右SBカルペンコがシュート。GK川島、ナイスセーブ。21分、駒野のクロスを長谷部がきれいにスルー。だがGKが抑える。日本はポゼッションは高いが、ピッチコンディションに苦労し、中盤でパスが廻っても、なかなかラストパスが通らない。
 35分、ウズベキスタンボランチ、アフメードフがミドルシュート。43分にもジェパロフのドリブルから最後はカパゼがシュート。ウズベキスタンは中盤からアフメードフやジェパロフがドリブルで前線までボールを運んでいく。日本はなかなかそれを止められない。45分、長谷部のクロスを李がシュート。ポストを叩く。このゲーム、李のシュートがことごとくゴールに嫌われる。
 後半初め、阿部に代えて清武を投入。長谷部をボランチに下げ、香川をトップ下。北朝鮮戦後半の布陣にすると、香川のドリブルがアクセントになってパスがつながりだす。3分、駒野のクロスに香川がヘディングシュート。9分、香川が李をポストに前進するが、届かず。13分、清武のクロスを香川がシュート。
 ウズベキスタンも16分、内田からアフメードフがボールを奪い、パスを受けたカパゼがドリブルで前進。最後は今野をかわしてシュート。GK川島スーパーセーブ。日本も20分、中盤で遠藤から香川、清武、長谷部と右に左によくパスをつなぎ、最後は内田のクロスに李が飛び上がった向こう側、地面スレスレで岡崎がダイビングヘッド。内田らしいシュートでついに日本が追い付いた。
 21分、李に代えてハーフナー・マイク投入。すると22分、長谷部のスルーパスに香川が抜け出し、横にパス。ハーフナー・マイクにつながらない。ここはシュートでよかった。直後、CFゲインリッヒのポストから途中交代トゥルスノフがスルーパスジェパロフがフリーで抜け出しシュート。川島再びスーパーセーブ。
 27分にはCKの流れから香川がシュート。30分、清武のクロスにハーフナー・マイクがヘディングシュート。ウズベキスタンは33分、CFゲインリッヒに代えてシャツキフを入れると、日本も37分、駒野に代えて槙野を投入。ウズベキスタンの攻勢に槙野が奮闘。ロスタイムには日本が攻め込むが、悪いピッチにパス精度を欠いて、シュートチャンスをつかめない。結局このまま1-1のドロー。ウズベキスタンとの初戦はアウェイで引き分けた。
 モヤモヤの画面で日本の攻めもモヤモヤ。たぶんピッチの状態が相当にひどかったのだと思うが、いつものパスサッカーを十分出すことができず、イライラしたまま90分を終えた。ウズベキスタンとのアウェイゲームはいつもこんなもの。勝点1を獲得したことはけっして悪い結果ではない。このペースのまま、次のタジキスタン連戦を勝利し、北朝鮮とのアウェイ戦に臨みたい。ウズベキスタン北朝鮮のゲームがどうなるかも興味がある。