とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ネイマール、ガンソの超絶テクニックでサントス、さすがの勝利。

 キックオフ直後から技術の差が明らかだった。レイソルは普段通りのサッカーをしようとするが、ネイマールが、ガンソが、レイソルのプレスを寄せ付けない。5分、ガンソのスルーパス、DFがブロックしたところをネイマールがシュート。ポストに当てる。17分、レイソルがようやく放ったレアンドロのシュートは力なくGKラファエウの正面へ。
 そして19分、ネイマールのキックフェイントに大谷がスライディング。切り返してサイドネット内側を揺するミドルシュート。これで利き足は右足だというから恐れ入る。
 さらに24分、今度はDFに囲まれた中でわずかな隙間をFWボルジャスが速い振りのミドルシュート。簡単に追加点を加えて突き放す。
 レイソルは27分、酒井がドリブルで突っかけ、田中がパスを受けてのミドルシュート。しかし大きく枠を外す。37分には酒井のサイドチェンジからワグネルがシュート。右SBダニーロがスライディングブロック。42分にはゴール正面のFKのチャンスにレアンドロが流してワグネルがシュート。壁に当たってはね返ったところをもう一度ワグネルがシュートするが、GKラファエウが横っ飛びセーブ。
 前半はレイソルの方がボールポゼッション率も高かったし、生真面目にプレスをかけていくが、サントスの技術は破格。余裕で持たせて、攻めさせて、カウンターから個人技でゴールを狙う。
 レイソルは後半初めから工藤に代えて北嶋を投入。6分、ネオマールのスルーパスダニーロが抜け出し、GK菅野と一対一。菅野ナイスセーブ。8分にはガンソがネイマールとのワンツーからミドルシュート。菅野セーブ。そして9分、ワグネルのCKに酒井が高い打点のヘディングシュート。なんとレイソルが1点を返す。
 だがサントスも18分、ダニーロのドリブルを栗澤がファールで止めると、ダニーロの蹴ったFKは壁の右側を巻いてポストの左、ネットに吸い込まれる。GK菅野一歩も動けず。
 その後もレイソルが積極的に攻める。20分には田中に代えて澤を投入。2トップを総入れ替え。23分、レアンドロのループ気味のスルーパスに北嶋が飛び込みシュート。だが正確にコースを捉えることができない。30分、ワグネルのスルーパスに澤が飛び出しシュート。ポストにはね返される。惜しい。
 37分には酒井の縦パスに走り込んだレアンドロが右サイドからクロス。ニアに北嶋が飛び込み、ファーで澤がシュートを放つが枠外。逆に39分、サントスもガンソのクロスにイブソンのミドルシュートはバーに当たる。
 結局このままゲームセット。サントスが技術の差を見せ付けて3-1で完勝した。とは言うものの、サントスの得点はいずれも卓越した個人技から。これでバルセロナによく抵抗できるだろうか。バルセロナの準決勝はまだ見ていないが、これではサントスが勝利するのは厳しいかもしれない。組織対技術の対戦が見られそうだ。