とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパス、タフなゲームを制し、4位浮上。次節首位に挑戦。

 アウェイ3連戦の最後は国立でレイソル戦。酒井のハノーファー移籍で右SBに那須を起用。右SHには水野を起用して、右サイドを活性化させる。グランパスダニルソンが6ゲームぶりに戻ってきての1ボランチ。GK楢崎も手術明けで復活した。
 序盤レイソルのプレスがきつく、グランパスはミスを拾われる。だが耐えて押し返すと9分、ダニルソンのサイドチェンジから金崎が左サイドを抜け出し、阿部の縦パス、小川のポストから金崎がDFに倒され、こぼれ球を永井が拾う。そこから一気にスピードアップ。DFに間を抜けてGKが飛び出したところをクロスを入れると、ケネディがナイスヒールシュート。ゴールに転がしてグランパスが先制する。
 これでグランパスのプレスが活性化する。特に小川の動きがいい。だがレイソルも負けていない。15分、レアンドロがドリブルで持ち込むと、シュートは雨の中、GK楢崎ががっちり抑える。16分にはレアンドロがCB闘莉王をかわしてドリブル。クロスに澤が飛び込むが、CBダニエルがクリア。しかし直後のCKをワグネルが蹴ると、ニアにレアンドロが飛び込んでヘディングシュート。レイソルが同点ゴールを挙げる。
 さらに19分、ワグネルの縦パスに澤がレアンドロとのワンツーで抜け出しシュート。雨脚が次第に強くなる中、レイソルが中盤でこぼれ球を拾い、圧力を強める。20分、闘莉王のトラップが大きくなったところをレアンドロがカットして、ワグネルが強烈なミドルシュート。GK楢崎がファインセーブで何とか抑えた。
 それでも30分過ぎ位からようやく落ち着きを取り戻すと、グランパスが押し返していく。32分、阿部のスルーパスに藤本が左サイドを駆け上がり、クロスに永井がヘディングシュート。35分には右サイドを藤本が小川とのワンツーで抜け出して、ケネディがニアに飛び込む。さらに40分、ダニエルのクロスをケネディが落とし、永井のキープから田中隼磨のクロス。ケネディの落としを金崎がもう一度キープして、最後はケネディがシュート。DFに当たってバーを越えたが、いい感じの連続攻撃を見せた。
 それにしても毎度のことながら山本昌邦の解説はひどい。永井の足を痛めたのはGK菅野の足が当たったのが原因なのに、気の緩みで看板にぶつかったと指摘。五輪代表に決まってモチベーションが落ちていると散々な批判。吉松アナの相変わらずな雑で間違いだらけの中継も加わり、途中で耐えきれずに音声を消した。
 レイソルは後半最初から水野に代えて工藤を投入。5分、阿部のパスをカットしたレアンドロが澤のスルーパスで抜け出してシュート。しかしグランパスも攻撃陣の動きがいい。8分、金崎がドリブルで抜けてクロスにケネディがヘディングシュート。12分、小川のドリブルからスルーパスに金崎が抜け出してシュート。GK菅野に当たったこぼれ球にケネディがシュートを狙うが、弾んだボールに合わせ切れず当たりそこね。14分、藤本のクロスを闘莉王がヘッドで戻し、ケネディの落としに藤本が飛び込み、こぼれ球に小川がミドルシュート。しかしレイソルの中盤もしつこい。17分にはこぼれ球をレアンドロが拾い、ミドルシュート
 だが18分、藤本のCKに大谷がクリアに入るが、わずかに頭に当たってゴールに飛び込む。オウンゴールグランパスが勝ち越した。
 レイソルは23分、澤に代えて田中順也を投入。25分、ケネディのスルーパスに金崎が抜け出して、クロスに小川がミドルシュート。29分、ダニエルが太股の不調を訴え倒れ込む。増川に交代。レイソルは28分、茨田に代えて栗澤を入れる。
 39分、ワグネルのFKから増川のクリアを田中順也が拾ってミドルシュート。その後もレイソルが反撃を強める。グランパスも必死の守備。そしてカウンター。40分、ゴールキックから金崎がドリブルで駆け上がりシュート。41分、阿部のフィードに金崎が受け出して、クロスにケネディがヘディングシュート。44分、中盤の攻防からワグネルがパス、レアンドロがドリブルからシュート。阿部が身体を張る。こぼれ球をワグネルがミドルシュート。GK楢崎がナイスセーブ。こぼれ球を阿部がクリアする。
 6分間という長いロスタイム。さらに負傷等もあって実質7分を越える。グランパスは吉村と田中輝希を入れて時間を稼ぎつつ、運動量を高め、守備を固める。強い雨の中、タフなゲームだったが、最後まで守り切りグランパスが勝利。アウェイ3連戦を1勝無敗で乗り切って4位に浮上した。
 これで次週は首位ベガルタをホームで迎え撃つ勝負の一戦。この3連戦の頑張りを無にしないためにも絶対勝って首位との勝ち点差を縮めたい。リーグ中盤の頑張りどころだ。山本昌邦の思い込みのダメ解説を振り切り、文句を言わせない勝利を見せろ。